読書記録2024/11/28

2024/11/28
合計: 38 ページ
堀之内出版 『 ニュクス 2 』: 38 ページ

 もう九年前になるのか。少なくとも出版がその年のようで、文学フリマに、同人ではなくちゃんと出版社然とした人々がブースに出ていたので、興味をもって買ったのがこの本だった。古い同人誌を整理していたら出てきた。
 ニュクス、ギリシャの文字だと思うが「Νύξ」と綴るらしい、哲学・芸術系のかなりハードなトピックを取り扱う雑誌である。
 この第二号は、特集「ドイツ観念論」と「恋愛論」。
 半ばはわからずに読んでいるけれども、ヘーゲルあるいはそれを生み出した土壌については、今まで色々と考えるところがあった。
 保坂和志が、どんなつもりかわからないけれども、シェリングかフィヒテの、本当にある一節だけにこだわって、「小説論」の一章を書いていた記憶もある。
 引き出しがあり、大まかな文脈を理解できていれば、あまり苦しい読書にもならなそうだと踏んで、しばらく読み進めようと思っている。

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