野菜【ほうれん草】の英単語・漢字・特徴の紹介
野菜のホウレンソウを漢字にすると「ほうれん草」と思っている方が多いかもしれませんね。しかし、「ほうれん草」にはちゃんと漢字があるんですよ。もちろん、報告・連絡・相談の「報連相」じゃない漢字ですよ。
ほうれん草の英単語についても知りたくないですか。
この記事では、野菜のほうれん草に関する英単語、漢字や特徴などを紹介していきます。
ほうれん草に関する情報
ほうれん草はヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の野菜になります。
ほうれん草が初めて作られたのはイラン東部からイラン北部一帯と言われていますが、実際のところは詳しくわかっていません。
11世紀になるとスペインに伝わり、15世紀になるとヨーロッパ全体に広がったとされているのですが、オランダではすでに西洋種が誕生していたとされているので、詳しいところは不明なんですよ。
日本には江戸時代の初期(今から300~400年くらい前)に中国から長崎に東洋種が伝わったとされています。
一方で江戸時代になるとフランスから西洋種が伝えられました。
現在では西洋種と東洋種の交雑種が主にほうれん草として食べられているんですよ。
ほうれん草の由来・漢字
ほうれん草の「ほうれん」の漢字は現在のネパールもしくはペルシア(現在のイラン)を表す「頗稜(ホリン)」が由来です。その後漢字が変わって「菠薐(ホリン)」になりました。日本でこの読み方が訛って「ほうれん」となったとされているんですよ。
そのようなことから、ほうれん草は漢字で「菠薐草」と書かれます。この漢字で「ほうれん草」と言われてもちょっとピンとこないですよね。
ほうれん草の漢字は菠薐草以外では法蓮草と表されることがありますが、この漢字の由来は不明です。仏教などとも関係ないようです。
おそらく菠薐の漢字がわかりにくいから、わかりやすい漢字を当てようとした当て字なんだろうと思ってます。
ほうれん草の英単語
ほうれん草にもちゃんと英単語があるんですよ。
ほうれん草の英単語は spinach です。日本語ぽく読むと「スピナッチュ」になります。
ほうれん草の学名も英語からあてはまっていて、学名はSpinacia oleraceaなんですよ。
spinach の由来はラテン語のspinaから来ています。spinaは「トゲ(棘)」の意味を表します。原種の時代からほうれん草にトゲがあったことから名づけられているんですね。
ネットの英英辞典では、spinach は次のように表されています。ちょっと大雑把な英英でわかりにくいかもしれないです。
a vegetable with large dark green leaves
「深緑色の葉がある野菜」
引用元:spinach(ロングマン英英辞典)
ほうれん草はスペインと関係がある?
ほうれん草の英語 spinach は日本語ぽく表すと「スピナッチュ」だから、なんとなくスペインが関係してそうですよね。
語源のところではラテン語から生まれた言葉だからスペイン生まれにはならないんです。しかし、スペインが絡んでいるともいわれているんですよ。
まずラテン語からペルシャ語のisfanakb という言葉になり、この言葉が古期スペイン語のespinaca になったとされています。そこから中世期フランス語の espinache に変わり、300年戦争の相手となったイギリス語のspinachにかわったとされています。
ほうれん草を使ったスペイン風オムレツ【トルティージャ】
そうなるとスペインでほうれん草を使った料理があるのか気になりませんか。
スペインではオムレツ(英語:omelette)を作るときにじゃがいもを入れることがあるんですが、ほうれん草を入れて作られることがあるんですよ。
下の画像がトルティージャのイメージです。
トルティージャを作るときにはじゃがいもやほうれん草以外にエリンギなどを入れて作られるようです。
スペインでもほうれん草は愛されている野菜なんですね。
ほうれん草を食べると強くなるのか?
まとめ
ポパイは子供の野菜嫌いをなくすことから作られたアニメなんですが、ほうれん草には鉄分が多く含まれていて、鉄分の吸収を促すビタミンCも含まれているんですよ。
その他にカロテンやビタミンB類も多く含まれているので、体にいい野菜になります。
ポパイのように元気をつけるためにも、ほうれん草を食べて栄養バランスを整えるようにしてみようと思います。
次回も野菜の英単語を元に深堀した記事をアップしたいと思います。
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