工具【ニッパー】の英単語・雑学|ニッパーは和製英語?
きむっちです。
工具のニッパーは和製英語で通じるのかどうか、知りたくないですか。
工具としてよく使われるニッパー。いつくらいから使われていたのか、知りたくないですか。
この記事では、
工具のニッパーについての英単語・雑学について紹介していきます。
この記事を通じて、ニッパーに対する知識を増やすことができますよ。
【この記事を読んでいただく前に】
この記事を読んでいただく前に
工具のペンチの記事を読んでおくことで
さらにこの記事を深く読むことができますよ。
ペンチの記事はこちら
ニッパーの主な用途
ニッパーでは主に配線コードの切断や電線の被覆を向くことにありました。
ニッパーの被覆は案外やりにくく、力加減が難しいですね。被覆の素線まで傷つけてしまうことがあるから、扱いが悩ましいですよね。
配線によっては直径数mmくらいしかないものもあるから、力加減になれるのが大変だったことを思い出します。
【ニッパーとペンチの違い】
いここで、ニッパーとペンチの違いを解説していきます。
● ペンチ
ペンチは刃の先端でモノを掴むことができます。
さらに刃の付け根部分(刃部)では針金やワイヤー、細めのケーブルなどを切断することもできます。
● ニッパー
ニッパーは配線などを切るための工具です。
切ることを目的にしているから刃が鋭利で、ハサミのようになっています。
切るための工具なので、バネ(スプリング)によって、常に開く方向に力が加わり、切断作業に取り掛かりやすいものとなっているんですよ。
ニッパーの歴史
ニッパーの歴史としては1800年頃にイギリスの庭師によって花の茎を切る道具として発明されたのが起源だとされています。
しかし、実際にはもっと前に使われていたとされる情報もあります。なので、あまりニッパー自体の歴史ははっきりしていません。
ニッパーの英語
ニッパーは
次のように表現されます。
● nipper
(ニッパー)
● cutting pliers
(カッティングプライヤーズ)
英語では
”cutting pliers"で使われることが多いみたいです。
この”pliers"は「ペンチ」のことを示しています。
これに”cutting"を付けることで「切るためのペンチ」ってことになるわけなんですね。
ペンチと同じく対になっている工具なので、複数形になります。
よく似た道具として
文房具でも使われるハサミと同じです。
ここで出てきたハサミの英単語はこちら
ハサミを持つ魚介類も紹介していますよ。
【plierの語源】
ペンチの記事では説明していなかったのですが、
plierの語源を説明していきますね。
接頭辞"pli-”には「重ねる」という意味があります。
これに”-er”がつくことで「~のもの」という意味があります。
つまり、
”plier"で「重ねたもの」という意味になるんですよ。
【cutting pliersの英英の意味】
ネットの英英辞典では、
”cutting pliers”は次のように表されています。
pliers that have a cutting blade on the side of the jaws
「あご側に切るための刃がついているペンチ」
引用元:cutting pliers(Merriam-Webster)
ニッパーの由来・和製英語なの?
ニッパーの由来は
”nipper”そのものの発音から来ています。
分かりやすいですね。
ここで、
”nipper”は「挟むもの」という意味になります。
”nipper”は
動詞”nip(挟む)”の名詞形なんですよ。
この意味では
「挟んで刃で切断する」の意味合いがあります。
【nipperは和製英語で使えるの】
ここまで読んでいただくと、
”nipper"は英語でも伝わりそうな気がしますね。
実際には
”nipper"では工具のニッパーと少しニュアンスが違います。
ニッパーは切るための道具だから、
英語としては”cutting pliers"で伝えるのがおすすめです。
最後に
ニッパーは和製英語で通じるのかどうか、少し悩ましい英単語でもあります。
「ニッパー」を英語でしっかり伝えたいときには”cutting pliers"の方がよさそうですね。
ニッパーとペンチは少しややこしく感じるところはありますが、配線をしっかり切りたいときにはニッパーを使ってきれいに切りたいですよね。
工具を使うときには、ニッパーも幅広く使ってペンチとニッパーの違いが頭に浮かんで来たら工具マスターの始まりです笑
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