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野菜【カリフラワー】の英単語・漢字・特徴の紹介
野菜のカリフラワーはカタカナで書かれることが多いから、漢字なんてないと思われることが多いですね。しかし、カリフラワーにもちゃんと漢字があるんですよ。
この記事では野菜のカリフラワーに関する英単語、漢字や特徴などを紹介していきます。
カリフラワーに関する情報
カリフラワーはアブラナ科アブラナ属の一年生植物にあたります。カリフラワーはキャベツやブロッコリーと同じ仲間なんですね。
カリフラワーはケールやキャベツ類の突然変異によって作り出された野菜なんですよ。
紀元前6世紀頃には栽培されていたとされていますが、現在のようにしっかりしたものに落ち着いたのは19世紀の前期と言われているので、世の中に出回るまでには結構時間がかかっている野菜になります。
日本には明治時代の初期(1870年代)に海外から渡ってきたのですが、普及したのは第二次世界大戦後の1945年以降と言われています。
カリフラワーの由来・英単語
カリフラワーと言われるようになった由来は英単語にあります。
カリフラワーの英単語は cauliflower なのです。この英単語を日本語ぽく読んだ発音「カリフラワー」がそのまま野菜の名前として使われているんですよ。
そうなるとcauliflower の英単語のことについても気になりませんか。
ここからは英単語の cauliflower の語源についても説明していきますね。
”cauli-(コーリ)”はラテン語で「茎」を指す言葉でした。これがフランス語で「キャベツ」を表す”chou”に変わり、「花キャベツ」の”chou-fleuri”から”cole flory”を経て cauliflower になったとされています。
つまり、cauliflower は「キャベツの花(花キャベツ)」って意味になるんですよ。
ネットの英英辞典では、cauliflowerは次のように表されています。
a vegetable with green leaves around a firm white centre
「中心部に硬くて白いものがあり、その周りに緑色の葉がある野菜」
引用元:cauliflower(ロングマン英英辞典)
coleに関連したキャベツのサラダ
ここで、語源の中に”cole-”という言葉が出てきていますね。この言葉は「キャベツ」を意味すると説明しました。
では、coleを含んでいる英単語 coleslaw はどのような意味になると思いますか。
単語の綴りからなんとなく想像がつくかもしれないですが、この単語は「コールスロー」のことを指しているんですよ。
”-slaw”は「刻んだ(キャベツ)を基本材料にしたもの」って意味があるんですね。
そのようなことからcoleslawには「キャベツを刻んだサラダ」って意味があるんですよ。
このcoleslawの語源の始まりはオランダ語”koolsalade”なんですが、この単語の意味は「キャベツサラダ」ってことなので、cauliflowerの語源の元となった"cole"と一致するんですよ。
カリフラワーの漢字
カリフラワーには漢字がなさそうですが、ちゃんと漢字があります。
カリフラワーを漢字で書くと「花椰菜」になります。
意外に思われるかもしれないですが、この漢字はカリフラワーの和名なんですよ。「花椰菜」と書いて「ハナヤサイ」って読みます。
昔はブロッコリーよりもカリフラワーの方がよく作られていた
少し意外に思われるかもしれないですが、昔はブロッコリーよりもカリフラワーの方がよく作られていました。
しかし、1980年代半ばに入るとブロッコリーの人気が出始め、今ではブロッコリーの方が人気が高いんですよ。カリフラワーの生産・消費量は今の1/10くらいに落ちたと言われているんですよ。
一方のブロッコリーは世界の中でも多く生産されている野菜に変わり、私たちの洋食においては人気者になったんですよ。
カリフラワーの栄養素はブロッコリーと全く異なる
カリフラワーはブロッコリーの見た目に近いことから、栄養素もブロッコリーに近くなりそうなイメージがありませんか。カリフラワーはブロッコリーのような栄養素はないんですよ。
カリフラワーは同じ仲間のキャベツに近い栄養素になるんですね。キャベツと比べてビタミンCが2倍くらい多く含まれているんですよ。
カリフラワーはブロッコリーと同じく熱を加えても成分が逃げにくいことから、キャベツよりも効果的に栄養を摂ることができるんですね。
カリフラワーの仲間になるキャベツのことをもっと知りたくないですか。キャベツの漢字のことも紹介しているので、読んでいただければ嬉しいです。
カリフラワーの兄弟のようなブロッコリーの漢字についても知りたくないですか。意外な漢字のルーツを知ることができるので、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。
まとめ
日本では、今ではブロッコリーの方がよく作られていて食べられているわけですが、カリフラワーの方が多く生産されていたからこそブロッコリーの人気が出たと思うと、カリフラワーは立派な野菜だと感じるところです。
キャベツと違って茹でても栄養素が逃げにくいので、ビタミンをたっぷり摂りたいときに料理に使ってみてもよいかと思います。
次回も野菜の英単語をもとに深堀した記事をアップしたいと思います。
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