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野菜【じゃがいも】の英単語・漢字・特徴の紹介

じゃがいもと言えばポテトチップスなどでも使われていますが、じゃがいもは海外のある地域の名前から由来しているんですが、知りたくないですか。英語でのじゃがいもはじゃがいも以外から始まったのですが、その「いも」のことをしりたくないですか。

この記事ではじゃがいもの英単語、漢字や特徴などを紹介していきます。

じゃがいもに関する情報

じゃがいもはナス科ナス属の多年草の野菜です。じゃがいもがナスの仲間って不思議な感覚ですよね。

ここで、じゃがいもはナスの仲間ということを説明しましたが、そうなるとナスの英単語なども知りたくないですか。
ナスについても記事にしていますので、読んでいただけますと嬉しいです。


じゃがいもは意外な場所から始まった

じゃがいもと言えば平地で育てられているイメージがありませんか。このじゃがいも、原産地は南アメリカのアンデス山脈からメキシコに至る標高3000~4000m級の高地と言われています。

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大昔から富士山の頂上くらいの高さで育てるって、なかなか想像がつきにくいもんです。

16世紀になるとスペイン人がヨーロッパに広めることになり、さらに世界に広まりました。
このことをきっかけに18世紀後半になると世界的にも主要な作物になったんですよ。

日本に入ってきたのは今から約400年前の1600年前後とされています。
インドネシアのジャカルタを生活の拠点にしていたオランダ人がインドネシア産のじゃがいもを長崎に入れたことが始まりとされています。

じゃがいもの由来

じゃがいもと呼ばれるようになったのは、ジャカルタから届けられたことにあります。

その芋の名前にジャカルタの国名が入り、「ジャガタラ芋」と呼ばれるようになりました。この名前が略されて「じゃがいも」と呼ばれているんですよ。

じゃがいもが他の国から運ばれていたら違う名前になっていたんだろうから、運命的な名付けと感じてしまいます。

じゃがいもの漢字

じゃがいもは漢字で書くと「馬鈴薯」になります。
この漢字で「じゃがいも」とは到底読みにくいですよね。この漢字をそのまま読むと「ばれいしょ」ってなりますよね。この読み方が正解なんですよ。

せめてじゃがいもから当て字的な漢字になるものかと思われますが、「馬鈴薯」という言葉は中国から来た言葉なんですよ。

江戸時代のときにも「じゃがいも」を表す漢字がなかったのか、「馬鈴薯とはじゃがいもである」と説明したことから、馬鈴薯がじゃがいものことを表すようになったとされています。

馬鈴薯の由来

そうなると馬鈴薯ってどこから来たのか気になりませんか。「馬鈴薯」と名付けられたのも漢字そのものに意味が含まれていて、「芋の形が馬(うま)の首に着ける鈴に似ていた」という見た目や用途から名づけられた説が一番有力とされています。

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この鈴が豚だったら「豚鈴薯」になっていたのかもしれませんね。豚には鈴は着けないかもしれませんが。

馬以外に鈴を着ける動物はいるの?

豚に鈴を着けることは酪農ではあまりなさそうですが、そうなると馬以外に鈴を着ける動物がいるのか気になりませんか。

もちろんペットの猫などに着けることはあるかと思いますが、酪農で活躍している場面に限定しますね。

馬以外では牛が鈴を着けていて、カウベル(cowbell)と言われています。じゃがいもの原産地となったアルプス山脈一帯の酪農に使われてきたんですよ。

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牛が着けているカウベルが鳴ると牛のいる場所が音で把握することができるので、放牧を行うときに重宝しているんですよ。

このカウベルは楽器としても使われることがあります。楽器として使うときには鈴の舌を抜いて、叩いて響かせることになるんですよ。

カウベルはじゃがいもの形にあまり似ていないものもありますが、カウベルがじゃがいもの形に似ていたら漢字で「牛鈴薯」と表されたのかもしれません。

じゃがいもの英単語

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じゃがいもは英単語で potato です。ポテトチップスと言ったくらいだから、なんとなくピンと来たかた・ご存知の方は多いのかもしれません。

ただ、この英単語はじゃがいもではなく、タノイ語で「サツマイモ」を表す batata からはじまったんですよ。それからスペイン語を経て今の英単語になりました。

ここで、タノイ(タノイ族)とは「キューバやジャマイカを含む大アンティル諸島」に住んでいるインディアン部族のことを指しています。

英語では原産地となったアメリカから来ているので、アメリカを代表する穀物とも言えますね。

ネットの英英辞典では、potatoは次のように表されています。

a round white vegetable with a brown, red, or pale yellow skin, that grows under the ground
「茶色、赤色もしくは薄い黄色の皮がある丸くて白い野菜で、土の中で育つ」
引用元:potato(ロングマン英英辞典)

さつまいもの英単語

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英語の語源ではさつまいもからはじまったのですが、そうなるとさつまいもを英語でどう表すのか気になりませんか。

さつまいもは英語で sweet potato 「甘いじゃがいも」となります。今ではsweetをつけることで区別しているんですね。

ネットの英英辞典では、sweet potatoは以下のように表されています。potatoの甘いものってことで、ほぼそのまま表していますね。

a vegetable that looks like a red potato, is yellow inside, and tastes sweet
「赤いpotatoのような見た目で、内側は黄色く、甘い味わいがする野菜」
引用元:sweet potato(ロングマン英英辞典)

さつまいもの漢字

さつまいもは九州の薩摩(鹿児島県)に伝わったことで名付けられました。そのようなことから漢字は「薩摩芋」になります。

それ以前に沖縄にも伝えられたことから、「さつまいも」は「琉球薯(りゅうきゅういも)」と言われることもあるんですよ。

「さつまいも」は「じゃがいも」とは別物

さつまいもはヒルガオ科サツマイモ属の植物なので、植物としてもじゃがいもと違う芋(薯)となります。

英語ではさつまいもから始まったのに、植物としては異なるってのもいろんな歴史を感じますね。

まとめ

じゃがいもはポテトチップスや肉じゃがなどで使われていていろんな料理に使われるわけですが、じゃがいもの由来、漢字、英単語がいろんな国から派生していてなかなか統一感がないってことで面白い野菜です。

じゃがいもはジャカルタからきたのに、さつまいもは日本の地名から生まれたってところも不思議な野菜です。

次回も英単語を元に深堀した記事をアップしたいと思います。
次回で野菜系の記事をいったん終了する予定です。次回はこの記事で紹介しているじゃがいもが活躍しますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

記事を読んでいただくだけでも大変嬉しいことではありますが、宜しければサポートいただけますとさらに嬉しいです。よろしくお願いいたします。