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自作作品集📚

25
完全オリジナルです。楽しんで貰えると嬉しいです!
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2023年4月の記事一覧

『ソーシャルパフューム』

家から一歩も外に出ない、そんな休みの日には、僅かな抵抗として窓を開ける。 人の声と社会が…

さかいめ
1年前
11

『薄膜の力学』【短編】

コーヒーの香りが漂う、30人弱が座れるそんなお店。客が外から春を連れてきて、コーヒーとぬる…

さかいめ
1年前
10

『理科的恋愛計測』

晴れの日は空気が綺麗に感じて、植物も建物も鮮やかさを増す。 曇りの日は夜に発光する蛍のよ…

さかいめ
1年前
11

『敬具 10年後のあなたより』

10年前の私、お元気ですか。 記憶によれば22の私は元気だったと思います。 今年で私も32にな…

さかいめ
1年前
10

『ピョララ、孤独のピョル』

キラキラ光る、お空の星よ。 星雲がひしめくお空で、ピョルは今日も生きています。 まだまだ若…

さかいめ
1年前
7

『淡々に幸』

早朝のキリっとした空気と、缶コーヒーがお腹を温め充たしてゆく感覚を今日も味わう。後ろにい…

さかいめ
1年前
8

『欠けない剣、重たいシャボン玉』

諸刃の剣、それをゆっくりと鞘から引き出してみる。あるいはシャボン玉を手で包み込んでみようとする。 剣は触ればすぐ崩れ落ちそうである。 シャボン玉は逃げていってしまいそうである。 夜風が吹いてきてすっと夜の匂いが鼻腔をくすぐった。その瞬間、剣は端から欠けてゆき、シャボン玉は空高く逃げていって、案の定取りとめのない思考は手の隙間からすり抜けて行ってしまった。 春の宵に浮かぶじんわりとはっきりしない色の月を見る。肺に生ぬるい空気を吸って、 「はぁ」 今日は暖かかっと言えど、も

『土曜午後4時、瞬間的懐古』

世界は万華鏡で、ただのビーズが敷き詰められた現実が、自分のバカな目のせいで複雑に絡み合っ…

さかいめ
1年前
10

『Let’s shoot the star.』

「あ~儚くなりてぇ。」 結構真理を突いたつぶやき。くるみは牛乳とあんパンをほおばりながら…

さかいめ
1年前
9

『高架下、スピリチュアル・ヒール・ボランティア』

※この話は、私のパートナーのもの。 早朝の朝露に濡れたグラウンドと、怖い顔のコーチ、それ…

さかいめ
1年前
16

『退廃ガールは猶し生く』

 エモいとキモいとグロいの境界線とは何だろう。  佳奈は目の前の食べかすと空き缶やヘアピ…

さかいめ
1年前
8