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言葉の大海原を渡る【辞典・図鑑の世界】part2
※この記事は約4分で読めます。
突然ですが、家に辞典や図鑑ってありますか?
僕はあります!沢山あります。
辞典や図鑑が結構好きで気になる物は思わず買ってしまいます。
イメージ的には辞典と言えば国語辞典のような物をイメージすると思いますが、そんな事はありません。
専門分野に特化した、辞典や図鑑が沢山あるのはご存じですか?
前回書いた、【辞典の世界】がまあまあ好評だったので今日は第二弾として、
辞典だけでなくお気に入りの図鑑も紹介して行きます。
それでは深いようで本当に深い辞書・図鑑の世界に行きましょう。
※写真はすべて自分で撮影したモノで本の中身は出版社が公開しているサンプル画像を使用しています。
日本怪異妖怪大辞典/東京堂出版
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妖怪の民俗学者・小松和彦氏監修による、日本怪異妖怪大辞典
怪異と妖怪について1300余の項目におよぶ大事典で、これ一冊あれば妖怪について大体の事は調べが付きます。
道祖神から豆腐小僧まで、民間信仰から妖怪まであらゆるジャンルについて記載されており、鬼太郎に出てくる妖怪でも、京極夏彦の小説に出てくる怪異まですべて(多分)網羅されています。
小説家を目指す方なんかもネタ本として大いに役に立つと思います。
世界の名建築歴史図鑑/エクスナレッジ
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古代ギリシア・ローマから現代建築まで、世界の建築史がこれ一冊で学ぶことが出来ます。
この本の良い所は、建築の歴史と一緒に代表する建築物も紹介されているところですね。
今はもう無くなってしまった建築も含め、いろいろな建築を見ることが出来るので、写真集としても優秀です。
ヨーロッパに行くとき、バロック・ゴシック・ロマネスクなど見分けがつくと旅行もより楽しくなると思います。
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ただの建築様式に限らず、工場萌えまでマニアックな趣味もすべて網羅。
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無駄に尖った塔・柱で支える建築様式が特徴的なゴシック様式建築
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江戸の化学大図鑑/河出書房新社
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これもいい図鑑ですね。
江戸時代の蘭学・天文暦術・本草学・博物学・医学医術からカラクリまで
江戸時代の学問のすべてを詰め込んだ図鑑です。
載ってる写真は現在どこに展示されているかも分かるので、興味があれば実際に見に行くことが出来るのもポイント高いですね。
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江戸時代の天体観測はロマンがありますよね。
始めて正確な日本地図を制作した伊能忠敬も日本の正確な距離を測り、A地点とB地点から見える星の角度の差を測りその角度から地球の傾斜をしらべ、地球の大きさを調べるのが目的だったって知ってましたか?
伊能忠敬は天文学者だったんです。
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一年に一度しか会えない日本の「来訪神」図鑑/青春出版社
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全国の来訪神をまとめた図鑑です。
全国の変わった祭りや神事を追っかけてる僕としては、すごく参考になる一冊です。
地方にある不思議な祭りってたまにテレビで見かけると思うんですが、そんな不思議な神様たちを詳しく知ることが出来ます。
写真ではなく、イラストで描かれていて写真以上に祭りの雰囲気が伝わってきていいですね。
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先週記事にまとめた【米川の水かぶり】もこの本を参考にしました。
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スミソニアン博物館監修・大図鑑シリーズ/日東書院本社
これは本格的な大図鑑です。
値段も高いです・・・とても高いです。
アメリカを代表する巨大博物館である、スミソニアン博物館監修の図鑑シリーズです。
この辞典のいい所はとにかく写真が素晴らしい所ですね。
大判の本に高解像度の写真で細部までじっくり観察できます。
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インコだけでこの充実っぷりです。
写真も素晴らしいでしょ。
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番外編・大図解九龍城/岩波書店
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これは図鑑ではなく図解ですね。
今回の記事からは外れるので一応番外編としていますが、素晴らしい一冊なのでぜひ紹介させてください。
1993年に取り壊された東洋の魔窟と呼ばれるアジア最大のスラム街【九龍城砦】当時の写真と共に、九龍城全域を図解で紹介している貴重な一冊です。
見てくださいこの精密なイラスト、九龍城をイラストで精密に再現しています。
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僕はタイムマシンがあれば取り壊される前の九龍城に、行きたいくらいあこがれています。
九龍城を再現した川崎の電脳九龍城砦 ウェアハウス川崎もう今は無くなってしまったんですよね・・・
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まとめ
いかがだったでしょうか?
持ってる辞典は出てきましたか?
興味が出た辞典があればぜひ教えてください。
堅苦しいイメージがある辞書や図鑑も、面白いモノが沢山あるでしょ?
貴方がお持ちの変わった辞書もぜひ教えてください。
奥が深いようで、本当に深い【辞典の世界】興味があればぜひ一冊買ってみてください。
他にもまだあるので更に好評だったら、第三弾も書きます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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