JW203 稲葉より愛を込めて
【孝元天皇編】エピソード6 稲葉より愛を込めて
第八代天皇、孝元天皇(こうげんてんのう)の御世。
すなわち、紀元前210年、皇紀451年(孝元天皇5)春正月、思兼神(おもいかねのかみ)が降臨した。
それから、数日後か、数か月後のこと。
ここは、軽境原宮(かるの・さかいはら・のみや)。
稲葉国(いなば・のくに:現在の鳥取県東部)から、ある豪族が来訪していた。
先に紹介しておこう。
ジョージとマイケルである。
ジョージ「エピソード197以来だで! そんで、ヤマトに来るんは、初めてだで。」
マイケル「き・・・緊張して来たのう・・・。」
そこに、孝元天皇こと、大日本根子彦国牽尊(おおやまとねこひこくにくる・のみこと)(以下、ニクル)がやって来た。
ニクル「待たせたのう・・・。我(われ)が大王(おおきみ)じゃ。」
ジョージ「さ・・・笹福(ささふく)様の皇子(みこ)だいや(ですか)?」
マイケル「ジョ・・・ジョージ! 何、言っとっだいや(何を言ってるんだ)!? それに、先代のことは、諡(おくりな)で呼ばんといけんじゃろう!」
ジョージ「あっ! そげか! ええっと、大日本根子彦太(おおやまとねこひこふと)・・・。」
ニクル「良い、良い。笹福様で、良いぞ。」
ここから先は
1,793字
/
12画像
¥ 100
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?