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JW350 大先生
【桃太郎編】エピソード20 大先生
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
吉備(きび:現在の岡山県と広島県東部)では、温羅(うら)が暴れまわっていた。
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鎮圧の使命を受けたのは、彦五十狭芹彦(ひこいさせりひこ)(以下、芹彦)と稚武彦(わかたけひこ)(以下、タケ)。
両軍は、矢の応酬(おうしゅう)をおこなうが、温羅によって、芹彦の矢は、ことごとく落とされるのであった。
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芹彦「おのれぇ! 温羅めぇ!」
タケ「芹彦! 怒っても詮無き(せんなき)ことぞ!」
芹彦「分かっておる! 分かってはおるが・・・。」
すると、その時、一筋の光と共に、神が現れた。
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