JW172 帰って来た神様
【孝霊天皇編】エピソード27 帰って来た神様
第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。
すなわち、紀元前255年、皇紀406年(孝霊天皇36)1月1日、大日本根子彦国牽尊(おおやまとねこひこくにくる・のみこと)が日嗣皇子(ひつぎのみこ)に定められた。
そして、あっという間に、九年の歳月が流れたのであった。
紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)のある日のこと。
ここは出雲国(いずも・のくに)。
出雲君(いずも・のきみ)である知理(ちり)のもとに、一人の家来が駆け込んで来た。
家来の名は、明速祇命(あけはやづみ・のみこと)(以下、あっくん)という。
あっくん「お初にお目にかかる。みどもが『あっくん』じゃ。エピソード94と95で紹介された、日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)の宮司家(ぐうじけ)、小野家(おの・け)の祖先であるぞよ。」
知理「自己紹介のために、駆け込んで来たのか?」
あっくん「あっ! そうではござらぬ! 我(わ)が君に、お伝えせねばならぬことが!」
知理「なんだに?」
あっくん「帰って来たのでござる。あの御方が・・・。」
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