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JW182 印賀と鬼と

【孝霊天皇編】エピソード37 印賀と鬼と


第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。

すなわち、紀元前234年、皇紀427年(孝霊天皇57)。

孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、伯伎国(ほうき・のくに)にて、稲作教室と製鉄教室に勤(いそ)しんでいた。

伯伎国とは、現在の鳥取県西部のことである。

地図(伯伎)
今回の登場人物

そんなある日、印賀(いんが)という地に鬼が現れる。

それを聞いた笹福一行は、早速、平定に向かうのであった。

地図(印賀)

ここで、印賀の住人、ジムが叫んだ。

ジム「わ(私)たちが暮らしちょる印賀(いんが)に・・・。二千年後で言う、鳥取県日南町印賀(にちなんちょう・いんが)に、鬼が現れたんだがな!」

笹福「・・・ということで、我(われ)らは行宮(あんぐう)を出て、印賀に向かったのじゃ。」

細「行宮とは、二千年後の菅福神社(すげふくじんじゃ)にございます。」

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