見出し画像

JW308 丹波南部を行く

【丹波平定編】エピソード15 丹波南部を行く


第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。

丹波(たにわ)の豪族、陸耳御笠(くがみみのみかさ)(以下、みかさ)の行方は、未だ掴(つか)めずにいた。

そんな中、丹波道主王(たにわのみちぬし・のきみ)(以下、ミッチー)は、神社を創建するため、丹波南部を訪れる。

同行するのは、妻の河上摩須郎女(かわかみのます・のいらつめ)(以下、マス子)であった。

系図(ミッチーとマス子)

マス子「なんや、新婚旅行みたいですねぇ。」

ミッチー「うむ。・・・というわけで、まずは、それがしたちの住まう宮(みや)を建てたぞ。」

マス子「えっ? 別荘みたいなモンですか?」

ミッチー「まあ、そんなところじゃ。」

マス子「それで・・・どこに建てはったんです?」

ミッチー「二千年後の地名で言うと、京都府綾部市(あやべし)の広瀬町城山(ひろせちょう・しろやま)じゃ。ただの宮ではないぞ。ここに、三柱(さんはしら)の神を祀(まつ)った。」

マス子「おうちの神棚みたいなモンですか? それで・・・どんな神様を祀られたんです?」

ここから先は

1,759字 / 28画像

¥ 100

PayPay
PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?