
JW314 美保神社参拝
【丹波平定編】エピソード21 美保神社参拝
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
出雲(いずも)へ戦勝報告に訪れた、彦坐王(ひこいます・のきみ)(以下、イマス)の一行。
同行するのは「イマス」の息子にして、四道将軍(しどうしょうぐん)の丹波道主王(たにわのみちぬし・のきみ)(以下、ミッチー)。
そして、黄沼前来日(きぬさき・の・くるひ)(以下、クール)である。
一行は、出雲君(いずものきみ)の息子、飯入根(いいいりね)を先導(せんどう)に迎え、美保神社(みほじんじゃ)目指し、船路を急ぐのであった。



クール「それにしても、宍道湖(しんじこ)っちゅうのは、大きな湖だわいや。」
飯入根「太古の昔は、海とつながっていたのですぞ。されど、だんだんと砂が陸(おか)となり、海を塞(ふさ)いでしまいましてな・・・。ついには、湖となりもうした。」

ミッチー「す・・・砂が溜(た)まっていったと?」
飯入根「左様。それゆえ、大きな港が失われたのでござる。」
イマス「今よりも大きな港が有ったと?」
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