![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81210676/rectangle_large_type_2_1111d355893faa701ccb9d835b2a75f6.png?width=1200)
JW173 鎮定に赴く者
【孝霊天皇編】エピソード28 鎮定に赴く者
第七代天皇、孝霊天皇(こうれいてんのう)の御世。
すなわち、紀元前246年、皇紀415年(孝霊天皇45)。
ここは黒田廬戸宮(くろだの・いおど・のみや)。
![](https://assets.st-note.com/img/1655893839838-qEkR4iWbuf.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1655893906392-8cleKcSUDz.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1655893922041-aDHAAIFtei.png?width=1200)
孝霊天皇こと、大日本根子彦太瓊尊(おおやまとねこひこふとに・のみこと)(以下、笹福(ささふく))は、腕組みをして、悩み込んでいた。
目の前には、出雲(いずも)の家来、明速祇(あけはやづみ)(以下、あっくん)がいる。
伯伎国(ほうき・のくに:今の鳥取県西部)に蔓延(はびこ)る賊の鎮定(ちんてい)をヤマトに依頼しに来たのである。
![](https://assets.st-note.com/img/1655893952610-dCgbEOruM2.png)
あっくん「前回紹介した月支国(げっしこく)の王が、攻め込んでくるやもしれぬのです。」
![](https://assets.st-note.com/img/1655893988351-EmQmojJWou.png?width=1200)
笹福「出雲が苦しい立場に有ることは分かりもうした。されど・・・。」
あっくん「されど?」
笹福「伯伎の賊鎮定伝承は、出雲の要請を受けたものにあらず。民(おおみたから)が苦しんでいるのを見過ごすことができず、出兵したと書かれておる。」
あっくん「月支国との伝承にからめるのは、無理があるのではないか・・・ということにござりまするな? 作者の構成に異議有りと申されまするか?」
ここから先は
1,963字
/
18画像
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?