ニギハヤヒの伝承地を訪ねる② 石切剣箭神社
大阪では、でんぼ(できもの)の神さんで知られます。今はガン封じでも有名で、病気の平癒を願う方々が毎日たくさんお参りされています(お百度参り)。「でんぼ」は本来「伝法」の意、「伝法」とは社家に伝わる秘法の禁厭だそうです。また、神社の参道は占いの店が密集していて、密度で言えばおそらく日本一じゃないかと思います。
石切剣箭神社
ご祭神のご神威が強固な岩をも切り裂き、貫くほど偉大なという社名。社家は代々木積氏(穂積氏)が奉斎されています。穂積氏は物部氏と同じく、饒速日命、可美真手命(古事記は宇摩志麻遅命)を祖神とし、第10代崇神天皇の大臣 伊香色雄命を祖とする氏族です。
暗峠
ご祭神の荒御魂を祀る 上之社にもお参りしたあと、最大斜度26度 酷道として名高い国道308号線 通称暗峠に向かいました。
生駒山地は傾斜が急な大阪側に比べ、奈良側は比較的なだらかな丘陵になっています。峠を越えて裾野に広がる矢田丘陵へ。ここには面白い伝承があります。次回をお楽しみに〜!