1枚の500円玉を1日何人が触るのかをフェルミ推定してみたい!
有名な問題に「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」というものがある。
ピアノ調律師という職業はたしかに存在するのだけど、その具体的な数はだれにもわからない。だれにもわからないものを推定するという論理パズルに用いられるのが、フェルミ推定である。
「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」
この問題に対しては、以下のような仮定を立てて、筋道をもって推測していく必要がある。
そして、これらの仮定を元に、次のように推定する。
この130人という数字が合っているかどうかの細かなところは関係ない。フェルミ推定は、営業マンならば大体の人が知らず知らずのうちに身につけている知識である気がする。
たとえば、ラーメン屋さんの年間売上の推測、結婚式場の年間売上の推測、トラックの保有台数から逆算した人件費の算出など、フェルミ推定を使って仮説を立て、商談の場に挑む、みたいな、こんなことだ。
仮定と逆算を論理的に行えば、ある程度の数というのは推測できる、というのがフェルミ推定のおもしろいところであるわけ。
ここまで大丈夫? 離脱してない?
ここからが本題だからね。
…
ある日おとずれた喫茶店で、
お会計の際に現金500円玉を出した。
500円玉を出したときに私が思ったのは、
こう思ってしまったらもう、しょうがない。
フェルミ推定の出番である。
「1枚の500円玉を、1日あたり何人が触るのか?」
この無理難題に、フェルミで挑んでみたい!
そう思ってしまったのだ!
いってみよう!
れっつら、フェルミー!
問題:
1枚の500円玉を1日あたり何人が触るのか?
これでもう、計算できそうだ。よしよし。
……
…
あれ、わかんねーわ。
かっこつけてフェルミ推定がうんたらかんたらとウンチクをたらしたくせに、謎の数字208.3を前にして、私の思考回路は完全にショートした。
わっかんねー。
208.3……って言われてもなぁ。
あー、ぜんぜんわっかんね。
わかんねー。
【関連】日本硬貨のデザインの由来を徹底調査!
【告知】真夏の蛙化現象の第2話は明日!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?