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奇縁堂だより4【本の紹介,テーマ:クリスマス】

 12月の一大イベントといえば,宗教に寛容な?あるいは無頓着な?私にとってはやはりクリスマス。家族でパーティ!友達とパーティ!と楽しみにしています。今年こそは家族や親しい人と集い,そして笑顔で過ごす時間を持ちたいですね。もちろん,感染には万全の注意を払ってですが。

 そこで,今回は書肆奇縁堂の在庫の中からクリスマスに関わる7冊(小説1冊,児童書1冊,絵本5冊)を紹介します。クリスマスがテーマなので,必然的に?絵本が多くなってしまいました。でも,クリスマスにまつわる子ども向けの本,意外と奥が深いです。

『クリスマス・セーター』(グレン・ベック:著) 四六判 ¥770(税込)
 父親が亡くなって3年。 12歳になった主人公がクリスマスのプレゼントにもらったのは欲しかった自転車ではなく,シングルマザーとして必死で生活を支える母が手編みしたセーターだった。
 あれほど自転車を欲しいと言っていたのに!納得できなかった主人公はそのセーターを…。心では家族を愛しながらも,ことごとく背いてしまう主人公。胸が苦しくなるような物語です。そして,13歳になった主人公を待ち受けていたのは…

『サンタクロースって いるんでしょうか?』(フランシス・P・チャーチ:著) 190×140㎜ ¥350(税込)[児童書]
 
1897年に,ニューヨーク・サン新聞社に届いた8歳の子どもからの質問『…サンタクロースっているんでしょうか?」に,社説で「います」と答えたという実際にあったお話。大人にも是非読んで欲しい本です。現在でも多くの人に読み継がれています。

『サンタクロースって ほんとに いるの?』(てるおかいつこ:文,すぎうらはんも:絵) 250×230㎜  ¥380(税込)
 上で紹介したフランシス・P・チャーチの本と良く似た書名ですが,日本の絵本です。子どもから「サンクロースってほんとうにいるの?」と聞かれたお父さんとお母さんが,さり気なくサンタいることを伝えます。このさり気なさがとても素敵です。

『ティリーのクリスマス』(フェイス・ジェイクス:著) 240×190㎜ ¥1100(税込)
 小さな木の人形のティリーが主人公の絵本。ティリーは親友のクマの人形エドワードをクリスマスに招待しました。でもエドワードは一晩経っても来ませんでした。心配になったティリーは,決心してエドワードのいる通り向こうの八百屋まで探しに行くことにしました。ティリーとエドワードの冒険の始まりです。二人はどうなるのでしょうか?

『クリスマスのまえのばん』(ターシャ・テューダー:著) A4変形判 ¥660(税込)
 サンタクロースのイメージを定着させたクレメント・クラーク・ムアの有名な詩を,ターシャ・デューダーが美しい絵本にしたものです。サンタクロースの素敵なプレゼントは,このように届くのですね!本書は1999年に絵を描き直した新版です。

『さむがりやのサンタ』(レイモンド・ブッリグズ:著) 260×2200㎜ ¥440(税込)
 
クリスマスイブの晩に,寒がりやのサンタさんが,一生懸命頑張って世界中の子どもたちにプレゼントを配る様子が楽しい絵本です。〝サンタさん毎年ご苦労さまです〟と労いたくなりますよ!

『クリスマスの三つのおくりもの』(林明子:著) 110×120㎜ ¥550(税込)
 
「こんとあき」や「はじめてのお使い」で子どもたちに馴染み深い林明子の絵本です。『ふたつのいちご』,『サンタクロースとれいちゃん』,『ズボンのクリスマス』のミニ本3冊がセットになっています。どれも林明子の想いが詰まった素敵で可愛いクリスマスの絵本です。判型も可愛いサイズです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
気になる本がありましたら,是非ショップにアクセスしてください!

書肆奇縁堂のURLはhttps://shoshi-kiendo.stores.jpです。 
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