給食を食べられる大人になることが夢だった
私の父親は教員だった。
小さい頃私は
父親というものはスーツを着て仕事に出掛けるものだと思っていたし
職場にお弁当を持参するという発想がなかった。
世間的には
給食を食べる職業よりもお弁当を持参して食べる職業の方がたくさんあり
我が家の父親はその少数派にあたるということを
私は成長と共に学んでいった。
小学生の頃
私は給食が大好きだった。
給食の時間が楽しみだった。
学校によってはまずい給食もあるようだが
私は義務教育の小中学校時代
給食をまずいと感じたこ