家康ラップ⑤ ~勝利の信長・桶狭間~
<5th VERSE>
人間五十年 比ぶれ 下天
一度生を享け 儚い 夢幻
舞うぜ敦盛 覚悟の酒盛
螺ふけ 具足だ 湯漬け 出陣!
今日の主役 俺は信長
兵力劣るが 心はマグマだ
農民鍛えて 部隊は最強
密偵忍ばせ 情報快調
勝利の祈願だ 熱田神社
集まってきたぜ 俺の信者
今川の兵を させたぜ 分散
桶狭間山にて 休息の 瞬間
天も味方だ! 剣を抜け!
豪雨が覆うぜ 恐怖の斬り込み
討ち取ったぜ 義元の首!
俺は勝ったぜ 桶狭間!!
<HOOK>
終止符打ったぜ 戦国乱世
充実させたぜ 泰平国家 完成
戦慄の時代 俺たち反省
堅実な社会を きずくぜ賛成
|
間奏
|
<6th VERSE>へ続く
by ゲルゲ
* * *
前回は「家康ラップ④ ~どうする信長・桶狭間~」でした。
桶狭間の戦い。第2弾。
今回は、信長目線になります。
*
登場人物
↓ ↓
織田信長
父・信秀の死後、尾張を統一した。
今川義元
甲斐の武田信玄、相模の北条氏康と三国同盟を締結。そして尾張へ領土拡大を図ろうとしていた。
*
簡単に歴史解説。
大高城への兵糧入れを成功させた松平元康(徳川家康)は、今川軍と一緒に鷲津砦、丸根砦も落とします。その他の砦も今川軍が落としていきます。
その頃、清州城に居た織田信長は、『敦盛』を舞い、桶狭間へ出陣しました。
「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」
↓ ↓
人間界の50年など、天界の時間と比べれば夢や幻のように儚いものだ。という意味なのでしょう。
信長、覚悟の現れですね。
「螺ふけっ!」「具足よこせっ!」「湯漬けじゃ!」と出陣していったのです。
信長は農民も鍛えていました。
当時は一般的に、戦になると普段農作業をしている農民も駆り出されていましたが、彼らは武士ではなく農民兵です。
それに対して信長は、普段から農家の次男坊や三男坊を集めて専従兵として戦の訓練をさせていたのです。
訓練をしていない農民兵よりも、訓練をしている専従兵の方が強いです。そのようなことから、信長軍は強かったのだと思います。
斬新ですね。一般常識にとらわれず合理的に物事を進めることができる。農民兵が当たり前だった時代に、その中から専従兵を作り出し日々鍛錬させるとは。
今川兵を分散させたことも信長の作戦だったのかもしれません。
大高城周辺の砦を落とすために、今川兵がそこに集中してしまった。その結果、今川義元に付いている兵は少なくなります。狙うは義元の首ひとつ。信長にとってはとても都合が良くなったのです。
それと、情報戦です。
今川義元の動向を、密偵を通じて情報ゲットしていたのです。ですので、義元とその兵たちが桶狭間山で休息をとっていたことも信長の耳に入っていたのでしょう。
そして、豪雨も味方して織田軍の斬り込み開始。家臣の毛利新介が義元の首を討ち取ったのです。
その頃、松平元康は大高城に居ます。義元が敗れた後、元康はどうなるのでしょうか?
今回はこの辺で。
⑥につづく!
家ぇ~い!!😁