変わる時代、変わらない価値:日本文化と自己肯定感
日本文化は、古くから何事も丁寧に時間をかけて取り組む美徳を重んじてきように感じます。江戸時代の職人たちが見せる熟練の技と彼らが生み出す完璧な作品が、その象徴です。彼らは一つ一つの作業に心を込めて時間を惜しまず、真摯に取り組んでいたのではないでしょうか。
しかし、現代の日本ではこのような価値観とは異なる問題が浮上しています。それにより、自己肯定感の低下が顕著です。多くの日本人が自分自身に対して疑問を抱き、心の中でモヤモヤとした感情を抱えています。これは戦後の欧米文化の影響で、日本社会は「スピード優先」「効率最優先」の価値観へとシフトせざるを得なかったことが原因のひとつなのかもしれません。この変化が伝統的な価値観との間にギャップを生み、自己肯定感の低下につながっているのかもしれません。
日本人にとって馴染みにくいものなのかもしれませんね。
僕が20代だった1990年前後、社会では「要領が良くなければならない」「相手を思いやる暇はない」といった価値観が主流でした。社会人になると、これらの価値観に追いつくように自分自身を変えようとしました。しかし、これは日本人の本質と異なる面が多々あるように思うのです。
もちろん、欧米の価値観にすんなりと順応する人もいますが、そうでない人もたくさんいます。不況が続く今の時代では、このような問題がより顕著になっています。多くの人が表面上は平気なふりをしながらも、内面的にはモヤモヤとした感情を抱えているように感じます。
現代の社会情勢だからこそ、日本文化の本来の価値観を大切にすることが、ますます重要になってきているように思います。日本人としてのアイデンティティを見つめ直し自己肯定感を取り戻すために、僕たちのルーツに立ち返ることが必要なのではないでしょうか。
時代が変わっても変わらない日本文化の価値を見つめ直し、それを自分の中に取り入れることで、心の平和を見つけたいものです。
日本の伝統的な美徳を大切にしましょう!
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