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独学の魅力:マニュアルがすべてではない

僕はいわゆる「マニュアル世代」の一人です。以前は、新しいことを始める際、ついマニュアルに頼りがちになっていました。手順書があることで安心していたのです。しかし、これが行き過ぎると、物事に対して受動的になり自分で考えることを避けがちになります。「マニュアルがあるから大丈夫」と納得してしまい、それに依存するようになるのです。

そういう意味でも、この習慣は、物事を前に進める上で必ずしも良いとは思わないのです。あるとき、自分に合ったマニュアルを自ら作り出す人の話を耳にしました。彼は様々なアイデアをメモに記録し、それらを基にオリジナルのマニュアルを作成していました。このプロセスは、彼にとって多くの思考と時間を必要としたことでしょうが、自分だけの方法を見つけ出すことに大きな意義があると感じました。

確かに、オリジナルの手順や方法を確立するには時間がかかります。自分にとって最適な方法を見つけることは、一朝一夕にはいかないものです。しかし、マニュアルに固執しすぎると、柔軟な思考ができなくなり進歩が止まってしまうこともあります。「これが正解」という固定観念に縛られ、心が雁字搦めになってしまうこともあるのです。

自分で考え、学ぶことの価値は計り知れません。独学を通じて、問題解決能力や創造力を養うことができます。一方で、マニュアルも有益な方法を提供してくれることがあります。結局のところ、最も重要なのはバランスを見つけることです。独学とマニュアルを上手く組み合わせることで、より豊かな学びを得ることができるでしょう。

そして何よりも、行動することが大切です。考え過ぎて行き詰まったときは、何でもいいから一歩踏み出すことです。間違えてもいいから、下手でもいいから、前進することに意味があります。

僕は以前は、「マニュアルはないか」とすぐに頼ろうとしていましたが、自己啓発を進めるうちに考え方が変わりました。「自分にしっくりくる方法」や「やる気が出るアプローチ」に出会うと、そうした方法を独学で取り組むことを優先するようになりました。同時に、「もっと良い方法はないか」という探求心も持ち続けています。その結果、必要に応じてマニュアルを参照することもあります。このようなアプローチが、僕にとっては最適な学び方となっています。


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