
とあるオッサンの条件反射
皆さんは、本や映像作品、音楽などに触れて涙した経験はありますか?
文章から想起される世界観に浸り、登場人物の感情の昂りに同調して涙を流す方もいるのかもしれません。
視覚と聴覚を支配する映像美の中に入り込んで、熱い感情が沸き上がって涙を流す方もいるのかもしれません。
自分の奥底に眠らせていた想いを、そっと呼び起こすメロディや歌詞に涙を流す方もいるかもしれません。
私は、実はあまりそのような経験がありません。頭と心が別なんでしょうか?自分でも理由は分かりません。
もともと感情に起伏がある性格ではない、ということもあるでしょうが、「泣く」という行為に対する抵抗感のようなモノが、私の中にあるんだと思います。
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あなたが男性なら、幼少期に一度は言われたことがあると思うのですが、「男の子が泣いてはダメ」とか「泣くのは恥ずかしいこと」と、私も散々言われ続けた経験があります。
「三つ子の魂百まで」だとしたら、40歳のおっさんにも当然に「三つ子の魂」が内在しているのかもしれませんね。
余談ですが、これらの言葉って、今でも使われるんでしょうか?「性的差別用語」になるのでしょうか?「男の子なのに…」とか。
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さて、そんな私ではあるのですが、実は「泣く作品」があります。
しかも、困ったことに何回見ても同じシーンで涙が出るのです。すでに話の展開もセリフも覚えているのに、自然と涙が出てくるのです。
そんな「泣く作品」とは、「とあるアニメ」なんです(笑)。
正直に告白しますが、一作品ではなく、三つあります。
今でこそ、オッサン属性を極めつつありますが、若い頃はオタク属性にある程度のステ振り(ステータス振り分け)をしていました。
…あれ、なんかいつの間にかカミングアウトになってますが大丈夫ですか? |д゚)ヤベ
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数年前、夜中に晩酌しながら、アマゾンプライム(だったと思いますが…)をポチポチしていました。
そこで、ちょっと懐かしいアニメがあったので、見ることにしたのですが、自分でビックリするくらい号泣しました(笑)。
その後、しばらく忘れていたのですが、「なんであんなに泣いたのだろう?」と、原因を追究するべく、再度晩酌しながらの視聴。
結果、めっちゃ泣いた(笑)。
お酒で感情のタガが外れやすくなっていたのかもしれませんが、その後も、何度見ても泣いてしまうのです。
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ここからは、個人的な推測なのですが、おそらくは当時、なにかしらのストレスを強く感じる状態であったのだと思います。(日常あまりお酒を飲まないので。)
そして、アルコールによって、先ほど述べたように感情のコントロールが甘くなって、アニメのシーンと自分を重ね合わせて、昂ってしまったと。
さらに、その後も「感情のデトックス」をするかの如く、「お酒+アニメ=泣く」という謎の方程式ができるほど、脳内に強くインプットされてしまったのだと思います。
そのうち、「お酒」の部分がなくなっても、涙を流すようになってしまったと。
んー…
…これぞ、かの有名な「パブロフの犬」に代表される「条件反射」ってヤツなのかもしれませんね (。-∀-)ハハ
ということで、今回の投稿は以上です。