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【保安管理技術用語集⑺📚】燃焼器の給排気についてそれぞれの特徴を理解しておきたい💛:高圧ガス第二種販売主任者試験対策 No.27


前回の復習✨


【試験対策】保安管理技術用語集📝

今回から、いちど勉強の原点に戻り
試験対策の一歩目として、用語の学習
を進めていくことにしようと思います。

今後、過去問の演習効率を上げていくために
いまは用語から丁寧に学習していきます👍


燃焼器の給排気について🌟

LPガス燃焼器にはさまざまな
給排気方式があり、それぞれのタイプ
には異なる特性があります。

以下に、代表的な4種類
FF (Forced Draught Balance Flue)式燃焼器
FE (Forced Exhaust)式燃焼器
CF (Conventional Flue)式燃焼器
RF (Roof Top Flue)式燃焼器
の各タイプについて詳しく説明します。

1. FF (Forced Draught Balance Flue)式燃焼器

概要

FF式燃焼器は、給気と排気をバランスよく管理
するためにファンを使用するタイプの燃焼器

✅FF式燃焼器:強制吸排気式燃焼器
FF式燃焼器を設置する際、給排気部が壁を
貫通する箇所は、給排気部と壁との間に
燃焼排ガスが屋内に流れ込むすき間のない
ように施行する必要があります📝

仕組み

  • 給気: 外部から新鮮な空気を取り入れるために、給気パイプが設けられています。給気ファンがこの空気を燃焼室に強制的に送り込みます。

  • 排気: 燃焼によって発生した排気ガスも、排気ファンによって強制的に外部に排出されます。排気は専用のパイプを通じて外部に排出されます。

  • バランス: 給気と排気をファンで制御することで、燃焼室内の圧力を安定させ、効率的な燃焼を実現します。

特徴

  • 高い燃焼効率: 給気と排気が強制的に行われるため、燃焼効率が高く安定しています。

  • 安全性: 屋内の空気に依存せず、外部からの新鮮な空気を取り込むため、酸素不足のリスクが低く、安全です。

出所:FF式

2. FE (Forced Exhaust)式燃焼器

概要

FE式燃焼器は、排気のみにファンを使用し
給気は自然に行うタイプの燃焼器

✅FE式燃焼器:強制排気式燃焼器
燃焼器本体を屋内に設置して、燃焼用の
空気を屋内から採り、燃焼排ガスを排気筒を
用いて、強制的に屋外へ排出します📝

仕組み

  • 給気: 燃焼に必要な空気は室内の空気を使用します。外部からの空気取り込みは行わず、室内の空気を燃焼に利用します。

  • 排気: 燃焼ガスは、排気ファンによって強制的に外部に排出されます。排気は専用の煙突やダクトを通じて排出されます。

特徴

  • 排気効率が高い: 排気ファンにより、排気ガスが迅速に排出されるため、煙突の設計が比較的簡単です。

  • 換気の必要性: 給気が自然なため、換気が不十分な場合、室内の酸素濃度が低下する可能性があります。


3. CF (Conventional Flue)式燃焼器

概要

CF式燃焼器は、伝統的な煙突(フルー)を
使用して排気を行うタイプの燃焼器

✅CF式燃焼器:自然排気式半密閉燃焼器
CF式では、燃焼用の空気を屋内から採り
排気筒を用いて自然通気力によって
燃焼ガスを屋外へ排出していきます📝

仕組み

  • 給気: 燃焼に必要な空気は、室内の空気を使用します。燃焼器周囲の空気が直接取り込まれます。

  • 排気: 燃焼ガスは自然対流または自然排気によって煙突から外部に排出されます。ファンは使用せず、煙突の設計によって排気が行われます。

特徴

  • 設置が簡単: 煙突の設置は比較的シンプルで、追加のファンが不要です。

  • 排気効率の依存: 煙突の設計や位置に依存するため、設置環境によっては排気効率が低下する可能性があります。適切な換気が必要です。


4. RF (Roof Top Flue)式燃焼器

概要

RF式燃焼器は、屋根上に設置された煙突
(フルー)を利用して排気を行うタイプの燃焼器
→鴎外に設置され、給排気を
屋外で行う燃焼器📝

仕組み

  • 給気: 燃焼に必要な空気は、室内または外部から自然に取り込まれます。外部から新鮮な空気を取り込むことも可能です。

  • 排気: 燃焼ガスは、屋根上に設置された煙突を通じて自然対流で排出されます。煙突の高さにより、排気の効率が高まります。

特徴

  • 安全性の向上: 高い位置に設置された煙突により、周囲への排気ガスの拡散が防がれ、安全性が向上します。

  • 設置とメンテナンス: 屋根上の設置が必要で、メンテナンスも屋根にアクセスする必要があります。設置には十分な計画が必要です。


5.BF-W(Balanced Flue Wall)式燃焼器

BF-W(Balanced Flue Wall)式は、LPガス
燃焼器における給排気方式の一つで、特に
壁面に設置されることを意識した設計です。

BF-Wは、給排気筒を外気に接する壁を
貫通して屋外に出し、自然通気力によって
給排気を行う方式になります。

以下は、BF-W式燃焼器の具体的な説明です

概要

BF-W式燃焼器は、**バランスドフルー(Balanced Flue)**と呼ばれる給排気方式を採用しており、給気と排気を一体型のシステムで管理します。この方式は、壁面に取り付けることを前提に設計されています。

仕組み

  • 給気: 外部から新鮮な空気を取り込むための給気パイプが設けられています。このパイプは燃焼器の周囲に取り付けられ、外部から直接空気を取り入れることができます。

  • 排気: 燃焼によって発生した排気ガスも、専用の排気パイプを通じて外部に排出されます。給気パイプと排気パイプは一体型のフルー(煙突)として設置されることが一般的です。

具体的な設計

  • 一体型パイプ: 給気パイプと排気パイプが一体になった構造で、外部からの空気と排気を同時に管理します。これにより、設置がコンパクトで、壁面に取り付けることが可能です。

  • 壁面設置: 燃焼器は壁面に取り付けられるため、外部からの配管が壁を貫通する形で設置されます。これにより、設置スペースが効率的に利用できます。

特徴

  • 効率的な給排気: 給気と排気を一体型で管理することで、効率的な燃焼が可能になります。バランスの取れた給排気が燃焼効率を向上させます。

  • コンパクトな設置: 壁面に取り付けることができるため、設置スペースが節約でき、特に住宅などの限られたスペースに適しています。

  • 安全性: 外部からの新鮮な空気を取り込み、燃焼ガスも適切に排出されるため、屋内の空気質に影響を与えにくく、安全に使用できます。

使用環境

  • 住宅や商業施設: 特に狭いスペースや壁面を有効活用したい場合に適しています。設置が簡単で、外部からの空気供給と排気が効率的に行われるため、さまざまな用途で使用可能です。

要点

BF-W式(Balanced Flue Wall)式燃焼器は
効率的な給排気が可能な設計で、壁面に
取り付けることができるため、設置スペースの
制約がある場所に適しています。

給気と排気を一体型で管理することで
燃焼効率と安全性を確保し、住宅や
商業施設での使用に向いています。


各燃焼器の選択基準📚

  • FF式 (Forced Draught Balance Flue): 高い燃焼効率と安全性が求められる場合に適しています。特に密閉された空間での使用に向いています。

  • FE式 (Forced Exhaust): 排気効率が高く、設置が簡単ですが、給気が自然に行われるため、換気に注意が必要です。

  • CF式 (Conventional Flue): 簡単な設置で済むものの、排気効率は煙突の設計に依存します。換気条件が整っている場所で使用します。

  • RF式 (Roof Top Flue): 高い位置での排気が可能で、安全性が高いですが、屋根上の設置やメンテナンスが必要です。

それぞれの燃焼器の給排気方式には特徴があり、使用環境や設置条件に応じて適切なタイプを選ぶことが重要です。


ガス機器の給排気方式一覧

一般住宅の安全システム/大阪ガス

出所サイト

おすすめの動画コンテンツ🎥

これらの動画コンテンツを活用して
理解を深めていきましょう👍


第二種販売主任者とは?

一般家庭等で生活の用に供するLPガスを
販売するLPガス販売所の業務主任者又は
業務主任者の代理者(液化石油ガス法)
として選任されることができます👍

また、工業用のLPガスの販売主任者
(高圧ガス保安法)として
選任されることができるようになります💛

第二種販売主任者試験(国家試験)はこちら
第二種販売主任者講習はこちら

高圧ガス第二種販売主任者資格の試験内容

試験は2科目から構成されており
9:30~10:30が法令
11:10~12:40までが
保安管理技術の試験
です。

・高圧ガス保安法及び液化石油ガス法に係る法令(60分)
・液化石油ガスの販売に必要な通常の保安管理技術(120分)

それぞれ20問ずつ択一式の正誤の組み合わせ
を選択して解答していくことになります。
法令、保安管理技術両方とも
6割以上の正解で合格
となります🔖

法令が60分、保安管理技術が90分と
試験時間にも差があるように
保安管理技術の方が難しいとされています💦

また、試験当日の15:00より
高圧ガス保安協会の特設サイトで解答が
発表されるので自己採点ができるそうですね👍

【第二種高圧ガス販売主任者資格受験料】
・インターネット申請の場合:5,700円
・書面申請の場合:6,200円

受験者と合格率の推移📊

出所サイト:令和五年度合格率

なお、高圧ガス販売主任者試験の合格率は
全科目受検の場合30~50%程度
科目免除の場合は50%以上
となる試験が多いように思います。

難易度としては、全科目受検の場合は
非常にやや難しい~難しい
科目免除を受けた場合は
普通~非常に易しい
レベルでしょう。

e-GOV法令🎓

高圧ガス保安法

液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律

本日のアウトプットはここまでとします!

社会人生活も始まり、大学生の頃と
比べて、相対的に可処分時間も少ないですが
毎日30分でも継続できるように精進します!

資格勉強という手段を有効活用したい💖

私の趣味の1つである「資格勉強」という
手段を活用して、これから本格的に突入する
社会人生活をより良い時間にしていきたいです🌈

大切なことは「目的」と「手段」を明確に
区別して、取り組むことであると思います。
要するに、試験に合格し、資格を取得することが
目的ではない
ということです。

資格勉強という手段を講じて、仕事に繋がる
学習を効率良く進めていくことが本望です!

私がこれから挑戦していく予定である
第二種販売主任者試験(国家試験)
エネルギー業界の仕事に携わる方々の
なかでも需要が高い資格である
と言われることが多いと思います。

なぜならば、高圧ガス販売主任者の資格を
取得するメリットとしては、ガス販売業界での
有資格者に対するニーズが非常に高い
ということが挙げられるからです💚

高圧ガス販売主任者とは、高圧ガスの販売業務に
携わる場合に必要となる、経済産業省が
認定している国家資格を持つ専門家です。
具体的には、高圧ガス販売主任者免状の交付を
受けており、経済産業省令で指定する23品目に
該当する高圧ガスを扱う販売店において正しい
知識を持って保安管理に努める責任者
です。
そのため、高圧ガス販売主任者の仕事に対する
責任は、人の命にも関わってくる非常に重いもの
になれると考えられますね👍


なお【高圧ガス第二種販売主任者】試験対策
向けの投稿を作成する上で、以下の3点には
あらかじめご了承いただけますと幸いです。

①会社の守秘義務を徹底して遵守すること
②参考資料の適切な引用を心がけること
③収益化をせず、趣味として継続すること

毎日コツコツと、計画的に勉強を進めていき
なるべく早く受験&合格を目指します🔥

これから、11月の試験に向けて私と一緒に
第二種販売主任者試験(国家試験)対策
を進めていくことにしましょう💖

試験対策用の勉強記録投稿は
以下のマガジンに整理してまいります🔖


おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

お気軽にコメント、スキ&記事の共有
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いただけると大変嬉しく思います✨

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