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【船荷証券の裏書📜】どのような方法によって貨物の所有権を譲渡していくのだろうか?🎁:貿易実務検定B級対策 No.15

今回は「船荷証券の裏書」というテーマを
より詳しく学習していきます📝

これまでの学習においてB/Lは
貨物の所有権を譲渡できる流通証券
としての性質があることを示しました。

貿易実務検定B級レベルでは
信用状に記載されるB/Lに関する条件
と一緒に裏書の方法を確認します👍

貿易の3大要素のひとつである「カミ」
の動き方をしっかりイメージしましょう💖


貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

私が挑戦する貿易実務検定®
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。

実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易実務検定B級・C級合格🌸

2024年8月9日:貿易実務検定B級合格💮

2024年4月5日:貿易実務検定C級合格💮

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?

きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう


私も2024年4月から商社のキャリアをスタート
させておりまして、今後実務も含めて
貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!

そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたい
と思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得
目標に、コツコツと勉強して参りました🔥

最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

B/Lの荷受人欄と裏書の方法

船荷証券が"流通性"を持つためには
B/L上の荷受人(Consignee)が
指図式(to order)または荷送人の指図式
(to order of shipper)となっていることが
必要となります。

もし記名式になっていた場合には
その記名された者にのみ貨物の処分権
があり、流用性が消失します。
よって、荷為替手形の担保とはならず
銀行での買取が行われなくなるのです…

また記名式で、貨物をX社からY社に譲渡
する場合には、日本のルールによると
船荷証券上に譲渡禁止の記載がない限り
船荷証券にX社の裏書があれば、可能です。

しかし欧米では記名式B/Lの裏書譲渡は不能
であり、加えて受戻証券性も否定されている
ため、船会社はB/Lと引換えではなくとも
B/Lの荷受人欄に荷受人として記載された
者に貨物を引き渡すことで免責になります🚢

したがって、輸入者を荷受人とする
記名式船荷証券の場合には、信用状なし
輸出手形の買取で決済条件がD/Pであっても
輸入者は手形の決済を行わず船荷証券を
入手しなくても貨物を引き取れるのです📝

➀指図式船荷証券の裏書

それでは、本日のメインテーマである
船荷証券の裏書方法を以下にまとめます🔖

(1)単純指図式のケース

単純指図式とは、指図式(to order)または
荷送人の指図式(to order of shipper)と
なっている形式になります👀

この場合の裏書は、荷送人(輸出者)の
白地裏書(Blank Endorsement)となります🔖

信用状に記載される船荷証券に関する条件は
"made out to order(of shipper)
and blank endorsed"という引渡し文言となり
<被裏書人名>については何も記載せず
荷送人が署名するだけになります👀

そして、白地裏書をすると、以降のB/Lの
引渡しによって所有権が移転するのです🚢

出所:船荷証券のサンプル

実質的には、無記名での発行と同じであり
裏書の連続の問題が起こりません…

B/Lの裏書の方法は、B/Lの裏面約款が
印刷されているところに、印刷約款が
判読できるように、社名の入ったゴム印を
斜めに押して責任者が署名します📝

(2)記名指図式(to order of ○○)

通常、○○には、信用状発行銀行などの
輸入地の銀行名が入ることが多いです🏦

この場合、原則輸入者の裏書きは不要で
信用状発行銀行から裏書を開始します🆗

最終的には、輸入者の決済または引受後に
L/C発行銀行が輸入者に特定した
「指図式裏書」をして輸入者に譲渡されます。
※詳細は後ほど

なお、記名指図式の場合、信用状に
記載される船荷証券に関する条件は
"made out to order of ○○ Bank"です。

指図人として、以下の文言があり
<Deliver to the order of 輸入者名>
<○○ Bank>がL/C発行銀行になります。

②記名式船荷証券(Straight B/L)の場合

荷受人欄に特定人名が記載されたB/Lでその
特定人しか貨物の引渡しを請求できません。

なぜならば、このB/Lには流用性がなく
銀行での買取も行われないからです…
また、荷送人(輸出者)から特定人に
直送されるため輸出者の裏書も不要です。

Straight B/Lは荷為替手形を取り組む必要
のないものの、無償の商品見本や前払い
送金で決済済の場合などに使用されます📃

③輸入地の銀行の裏書🏦

輸入地の銀行は輸入者が貨物代金を
決済するか引受け(期限付手形の満期日に
支払うことを約束すること)を行うと
船荷証券を輸入者に引渡します📝

その場合には、次の権利を輸入者に特定した
「指図式裏書」となることがポイントです🔖
そして、船会社から貨物を引き取るためには
最終的に輸入者の裏書がないと
裏書が連続していないことになり
貨物の引き取りができません。

よって、船荷証券の紛失や盗難の場合等
第三者への貨物の引渡しのリスクを
回避することができるのです👏

具体的な裏書の文言は、以下の通りです。

Deliver to the order of ○○ Trading Co., Ltd.<輸入者名>
○○ and ×× Banking Corp, ○○<輸入地の銀行>

(signed)/manager

本日の解説はここまでとします💖
各種の船荷証券における裏書方法について
ご理解いただけたでしょうか?

次回は、船荷証券の危機という
テーマについて学習していきます🚢

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にも繋がりますので
勉強するモチベーションが
より一層高まりますね✨       

おすすめマガジンのご紹介🔔

今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご覧いただきありがとうございました🌈

まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥

アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。

社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!

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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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