【目的を持って数値を見る📊】貸借対照表(B/S)の表示区分と重要な会計基準について💗:エッセンシャル会計学 No.3
会計・財務についてもっと学びたい🔥
会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています
今後、定期的に投稿していく
【エッセンシャル会計学シリーズ】では
会計業務の重要性から経理や財務の役割まで
私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥
さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います
ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖
前回のお復習い📑
貸借対照表(B/S)の表示区分📑
資産の部
右側にある記載していく資産の部は
大きく「①流動資産」と「②固定資産」に
区分されます
この他にも「③繰延資産」がありますが
簿記二級の試験範囲外なので割愛します📝
①の流動資産としては、現金預金(小口現金、当座預金、普通預金を含む)、受取手形、売掛金、有価証券、商品、短期貸付金、前払費用などが該当します
さらに1年間以内に現金化されない
「②固定資産」は、「1.有形固定資産」
「2.無形固定資産」「3.投資その他の資産」
の3つに分類されます👍
1.有形固定資産で言えば(1)建物、(2)備品
(3)土地、(4)建物仮勘定が代表的な科目です
なお、貸倒引当金や減価償却累計額などの評価勘定は、対象となる資産から控除する形式で借方(資産の部)に記載します📝
2.無形固定資産としての例は、特許権
のれん、ソフトウェアなどが該当すると考えられます
3.投資その他の資産にあたる勘定科目は
投資有価証券、関係会社株式、長期貸付金
長期前払費用などになりますね💗
これから仕訳問題などを通して
どんどん理解していきたいと思います✨
負債の部
続いて、貸借対照表の左側上部にあたる
負債の部は「①流動負債」と「②固定負債」に区分されます
まずは、1年以内に返済義務のある
①流動負債について考えます
代表的な勘定科目は、支払手形、買掛金、未払金、短期借入金、前受収益、修繕引当金、未払法人税等でしょうか
続いて、返済までの期間が1年を超える
②固定負債は、長期借入金、退職給付引当金
などが該当すると言えます📝
純資産の部
そして、純資産の部も「①株主資本」と
「②評価・換算差額等」に区分されることになる点を覚えておきましょう
①株主資本は、資本金、資本剰余金
その他資本剰余金、利益剰余金、任意積立金、繰越利益剰余金などがあります
②評価・換算差額等においては、その他有価証券評価差額金が当てはまることをおさえておきます
流動項目と固定項目に対する2つの分類基準
前項で示したように資産と負債については
流動項目と固定項目に分類しますが
その分類基準として①正常営業循環基準
②1年基準(ワンイヤー・ルール)という
2つの基準があると言われています
まずは、①正常営業循環基準についてです
これは、企業会計原則が指示する資産および
負債を、流動・固定に分類するために設定された基準になります
補足すると、商品を仕入れて販売し、その代金の決済を行うというような営業サイクルの中に入る資産・負債(例えば、現金預金・売掛金・買掛金・商品など)は流動項目とし、それ以外は固定項目とする基準であると理解していけば問題ないかと思います
続いて、②1年基準:ワンイヤー・ルールについてですが、これは決算日後1年の間に現金化又は費用化するものを流動資産、1年を超えるものを固定資産、また1年の間に支払期限が到来するものを流動負債、1年を超えるものを固定負債とするという基準です📝
なお、企業会計原則では、最初に正常営業循環基準を優先して適用し、借入金など正常営業循環基準に該当しないものについて一年基準を適用する
なお、日本においては正常営業循環基準を採用することが多いため、この基準で判断できないものに関して一年基準で判断するという使い分けがなされているそうです
ただし、例外的に一年以上超の製造期間や返済期間を要するもののであっても、流動資産として分類されるものもある点には留意が必要です
『会計×戦略思考』のアプローチ🔥
貸借対照表(B/S)は、次の3つの基本原則を守ると効率的かつ効果的に読めるようになると述べられていました✨
1つめは大局観を持つことです
全体像を先につかみ、森から林
そして木々から枝葉をみていくようにします
そして、より具体的に貸借対照表と当てはめながらみていきます
左側全体は「総資産」で「流動資産」と「固定資産」に区分けされていますね
1年超動かないものが後者(固定資産)となることは上記で確認しました
一方、右側の資金の調達先は「負債」と「純資産」に分かれますので、これらも順に確認していきます
本書から学んだことでもありますが
細かな項目を見る前に、こうした大きな固まりで読むようにしたいなと思います💗
2つめは優先順位をつけることです
左上の現預金から順に眺めるのではなく
目的をもって数値を確認するのがよいです
この目的が明確でない場合は、企業の特徴が表れる大きな数値から読んでみることが有力なアプローチになります
3つめは仮説思考を貫くことです
ある企業の分析をしようとするなら、その企業や業界について一定の知識は持っているはずです・・・
会計の数値を見てから考えるのではなく
考えてから読むことが重要となることを本書は述べています
私が考える会計学を学ぶ意義💖
会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません
なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです
ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう
私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています
例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります
総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう
そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥
会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう
これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥
なお参考資料は以下の通りです
おすすめマガジンのご紹介🔔
こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです
改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました🍀
だからこそ、ご縁を大切に
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば
大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
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