作家ポートレイト2(ゴーリー他)

ゴーリー エドワード・ゴーリーが描く絵本、ほのかに漂うデビット・リンチの映画のような不穏な雰囲気がたまりません。
サリンジャー サリンジャーといえば「キャッチャー・イン・ザ・ライ」が有名ですが、「ナイン・ストーリーズ」のほうが好きです。マイベストは生意気な女の子とその弟が出てくる「エズミに捧ぐ」です。
ウィンタース ベン・H・ウィンターズは「地上最後の刑事」から始まる3作が素晴らしかったです。小惑星が地球に衝突し、人類が滅ぶということが確定した世界。死は避けられないがどう生きるか、という物語です。
ブローティガン リチャード・ブローティガン。自分にとってはよく理解できない作品が多いのですが、「愛の行方」は良かったです。タイトルから受けるイメージとちがってシュールなファンタジー。ボリス・ヴィアンの「日々の泡」(=「うたかたの日々」)に通じる純愛ものです。

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