中年以降に起きる睡眠障害
どうして中年以降になると、多くの人が睡眠の質が落ちたり、夜中にトイレに起きるなどして朝までグッスリ眠れなくなるのでしょうか。わたしの祖父母や両親の生活を身近に見て、起床・就寝などが早い傾向があるようですが、一般にも同じようなことがあるようです。
中高齢者の睡眠問題
床に就いている時間が長くなっていく
寝床に入っても、なかなか寝つけない
夜中も、トイレなどで途中に覚醒する回数が多い
眠りが浅くなり、なかなか熟睡できなくなる
朝早くに目が覚めてしまう
こうした生活が長く続くと思うと、いやになりませんか。
わたしは50代早々にこの経験を味わい、「いやはや大変なことになった。この先、どうしよう。」と思い、本格的にダイエットをはじめました。さらに体幹を鍛えようと考えました。
睡眠障害とダイエット
実は、睡眠障害とダイエットは密接な関係があります。
どうして夜中にトイレに起きたりするのか、自分なりに考えました。下半身の大幅な筋肉量の不足です。ふくらはぎや太腿などの筋肉が長年の怠慢で痩せ落ちています。夜中に水分が溜まる場所がなくなり、トイレに起きざるを得ないというわけです。
その後、下半身の筋肉量が回復してくると、朝まで再びぐっすりと寝ることができるようになりました。筋肉はホルモンの分泌とも深く関わるようですが、こうした様々な影響が出てきますから、簡単にいえば若い人の元気な体に近づける努力をする、ということが大切です。
その点で、先ずは水ぶくれになっていた大きなお腹などを引き締めるために歩くことからダイエットを始めました。ダイエットをすることは、ひいては筋肉を徐々に増やすことに繋がります。歩けばふくらはぎも動かし、鍛えられます。セロトニンの分泌も期待でき、夜にはメラトニンになって睡眠の質も上がることが期待できます。このダイエットの過程が重要だったのです。
筋肉も増やそう
さらに慣れてきたら、筋肉を増やすことを意識しましょう。筋トレが好きな方は、大いに効果が上がると思いますが、長年運動不足が続いている方は遠回りしましょう。
心肺機能を徐々に回復させるべく、先ずは緩やかな運動であるウォーキングからはじめます。筋肉を増やそうとすると、年齢如何に関わらずよくスクワットが推奨されています。わたしの経験では、かなり体力に自信をがついてからスクワットをしたのですが、数十回で心臓がかなり爆ついてしまいました。やはり緩やかに増やすほうがモチベーションは維持しやすいように思います。
歩き慣れてくると、下半身の筋肉もついてきます。また心肺機能も大きく上がります。こうなったら、ふくらはぎ、太腿やお尻の筋肉をつけるよう意識します。筋肉が増えるにしたがって、睡眠時の種々の障害もなくなっていくのではないでしょうか。