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〜増えている⁈解体する木造住宅の現場日記〜前半〜
今後も増え続けるであろう、相応の築年数を経過した木造住宅の解体について、、
弊社が管理していた不動産を題材にして、noteに書いてみたいと思う。
まず、、
大前提として「空き家活用」を考えた際に、所有者の意向や建築士の見解を確認しながら物事を進めていく必要があると考えています。
当たり前のように思われるだろうが、悩んでも仕方のない(非現実的)事を判断出来ず、先延ばしにしているケースもよく見かける。
所有者によって「売却して現金化したい」「収益物件として活用したい」「地域貢献となるような活用方法を考えてほしい」など、様々な考え方や要望がある。
当然ながら、住宅改修費用や使い道(選択肢)を鑑みて提案をしていく必要はあるのだが、どうやら「火災保険の問題」や「運営上の収支問題」に加えて、建物を利用する際の「保障の問題」については、どこか他人事のように捉える方や棚上げしておきたい空気を出される人も少なくない。
特に空き家の有効利用をしていく上で、なぜか「所有者」よりも盛り上がっている第三者や、どこか「ウマい話し」はないものか、、と言ったような気持ちを持たれる方もいる。
このこと自体に対して問題だとは思っていないが、地震大国日本において「耐震性の問題」は喫緊の課題でもある事は認識する必要があるだろう。
費用面の負担も大きい部分だが、だからこそ費用をそれなりにかけないと「安全性」は確保出来ないと言われているのだと受け止めてみてはいかがでしょうか。
20~30年以上前の木造2階建て住宅は「耐震等級1」(一番下)が一般的(建築基準法上)だった。
専門知識がある方ほど、解体(建替え)を進める割合は増えそうな気がしている。
それは、現在の「耐震等級3」を推進している点について様々な裏付けからきている為です。
ちなみに、、
今回については、売却し現金化することで老後の生活資金に充てたい。家族で過ごした住まいを自らの手で解体をするのは、心情的な観点から避けたいとの要望があった為、買手側が解体をする事で合意したケースです。
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建物内部は手壊しで進めて、隣地との境界フェンスを撤去する
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隣地駐車場の車に傷を付けないよう、養生シートを張る作業
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本日は日曜日の為、お休みです。
〜〜まとめ〜〜
古き良きものは残したい。
顧客利益の優先を念頭に、様々な状況下にも対応出来るようスキルを磨いていこうと思う。
2024年4月1日施行の「相続登記義務化」や「空き家特例の延長」によって、古家の解体または耐震改修工事の選択をする方も増えていくでしょう。
当事者においては、親族間でしっかりと話しあうことや専門家へ相談し、自分たちに合った解決方法を見つけていってほしいと思います。
「後半」に続く、、、
引き続き、住宅業界の現場視点で書いていきま
す♪
〜~ 企業情報 ~~
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