売り上手は買い上手
今日は買い物習慣に関する
心理学をご紹介したいと思います。
「売る側の販売テクニックにハマっているな」
と気がつくことで
消費者として賢くなれたらいいですよね?
騙されたりすることも減るかもしれませんし。
また売る側になった時に
こういう風な打ち出すことでより
”売れるようになるんだな”
というヒントになるかもしれません。
【アンカリング効果】
たくさんありますが、
今日はそのうちの1つをご紹介します。
アンカリング効果です。
船のイカリを降ろすと、
船とイカリを結ぶ範囲でしか
動けないことから名づけられた効果のことです。
具体的には、
最初に印象に残った数字や物が、
その後の判断に大きく影響を及ぼすことを言います。
【例:セール表示】
たとえば、インターネット情報商材の価格設定
小売店のセール価格表示などはその例のひとつです。
(↑これはただの例であり、実態ではありません。)
値札に書かれた定価がアンカー(目安)で
実際の売値はかなり安く表示されます。
それを見て「オトク」と感じてしまいますね。
大手メーカーの商品は
そんなことないと思いますが、
この定価の部分は販売者側の言い値なので
適当に高い定価を買いて、
大きく割引しているように装うこともできますよね?
街のお店の年がら年中「閉店セール」なんかも
一例だと思います。
このやり方が悪質の場合は、
一時調子がよくても、結局信頼を傷つけるので
長続きしないとおもいますが。。。
【同ジャンルの相対比較の例】
他の例としては、
3,980円の商品が多く並べられているなか、
5,980円の商品を見つけると高い!
と思ってしまいがちです。
が、9,800円の商品が多く並べられているなかで
5,980円の商品を見つけると安い!と
思ってしまうのもアンカリング効果のひとつです。
なので、売る側としては、
「高価格帯」のものを先に
見せるのが効果的です。
これでよくあるのが
賃貸でアパートやマンションを借りるときの
仲介会社の営業さんが使う手ですね。
さきに高価格の物件を見せて、
期待値を下げて、次に営業担当者が
「決めたい!と思っている物件を見せる、など。
【例:違うジャンルとの比較】
他のよくある例としては
自分の扱う商品ジャンル以外の
競合が扱う高価格帯のものを打ち出して
比較することです。
たとえば、あなたがダイエットサプリを
販売している場合。
よくある価格比較で、
他のサプリは5000円ですが、
ウチのは3000円!ですよ、
というメッセージだと単純すぎるので、、
たとえば、エステは一回いくだけで3万円は取られるけど
ウチのサプリは1ヶ月間飲めてたったの3000円!と言うと?
買う方は「お得」に感じやすくなる、
ということです。
販売している物と競合する商品ではなく、
提供する価値(ダイエット)は同じだけど、
直接競合ではない高価格帯の商品・サービスを
アンカーとして活用している例ですね。
【さいごに】
この投稿は 売る側と、買う側で
お互い疑心暗鬼になることを
提案しているわけではありません。
ただ、今はモノが溢れる時代です。
ほとんど商品は、品質や機能では差別化が
しづらくなってるので
見せ方のレベルが上がっています。
テレビCM、テレビ通販、ネット通販など
売る側としては本当に勉強になるばかりですww
勢いで商品買ってしまって
すぐに使わなくなったものありませんか?
売る側も消費者だし、
消費者もお仕事上ではなにかを売る側
のことが多いと思います。
お互いがお互いの暮らしのために
健全な取引ができるようになればいいな、と思います。
アンカー効果の例
・大幅値引き表記
・同ジャンル相対比較
・違うジャンルとの比較
またほかにもアンカー効果を使った
交渉術などもあると思います(今回は割愛)
ぜひご自身でも調べてみてください。
今日も最後までありがとうございました。
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