実体験!!の話 道を横断する幽霊?
私が幽霊らしきものと遭遇をしたのは、30年以上は経つ、鹿児島の大学に通っていた頃の話です。実際その幽霊らしきものを見たのは私一人でしたから、誰も信じて貰えない事だと思います。
その遭遇して体験したことを詳しくお話したいと思いますが、読み終わり、読んで頂いた方が、信じるか信じないかは読んで下さった方のご判断にお任せいたします。
あれは夏の暑い日で、鹿児島の中心街へ行った帰りの出来事でした。同じアパートの親しい友人を助手席に同乗させ、私がまだ運転していた頃のお話です。
鹿児島の工業団地用に産業道路という片側2車線[両方合わせて4車線]のバイパスのような専用道路があります。昼間は大渋滞が当たり前ですが、夜の10時近くになると、割と走る車の数が少なくなる道路で、むろん時間の短縮になるので、よく利用していました。
この怪奇的体験をした話は、そこの道路で遭遇した話です。
だいたい専用道路ですから、60キロ走行の道路です。当時は、時々、対向車線に車とすれ違います。幽霊と遭遇した時は対向車がなかったと記憶しています。同じ方向へ走るのは、距離感覚的に300m以上は離れ、指宿方面の南へ走る車は、前後3台ぐらい、今のようにドライブレコーダーなどない時代です。
私は赤の一般大衆の1500ccの小型乗用車、その前を300m先を2000ccは超えるであろう普通乗用車、外側を白色の車、追い越し車線の内側を赤のセダンスポーツカー、並列で走っていたかと見えていたが、赤色の車が速度を上げて追い抜く瞬間、なぜかその先200mぐらい先に、上は赤のジャージと下も黒のジャージを着た人が、懐中電灯を持ち車が2台結構なスピードで近づいているにもかかわらず、既に4mは渡り切ろうとしていました。赤い車だったので、何かの目の錯覚とおもいはしたのですが、つい「あっ!!」と社内で大声をあげてしまいました。
てっきり、追い越し車線を走っている前の赤いの車が気付かず、引いてしまったのではと思い声を上げたのでした。
むろん注意している視線や感覚的に助手席の友達は別の方向を見ていたのですので、なぜ私が大声を上げたのか?そっちの方がおどろいたらしく、つづけて、「今、ひとがあの前を走る赤い車に跳ねられたよ」と言いつつ、冷静に見ると2台ともブレーキなど踏んでなく、スーッと普通通り、道なりに走り去っていきました。
自分でも何かの見間違いと言い聞かせ、助手席の友達に事故のあったと思われる場所を過ぎ去ろうとしました。もし、人が居たらと不安げに注意して歩道から道に近い場所をスピードを落とし、過ぎ去ろうとした時でした。
なんと、横断歩行者死亡現場と縦長に棒が立っているではありませんか?ぞーっと身の毛がよだつとはこのことだと、実感して震えが止まりませんでした。友人も確認しています。
ところが、アパートに着くなり、確認しょうと友人。しばらくはハンドルさえ持てずにいました。
でも、確かに彼の言う通り道脇に反射や赤いもの、また車のライトで反射して懐中電灯に見えてしまうものがあったら、私がウソを言ったのでは?となりかねないし、横断歩行者死亡現場と縦長に棒さえ、見間違いでは?と云う事で、気を取り直し落ち着いて、再度おなし道歩ゆっくり走りなおしました。
結果、赤いものはなく、反射してもおかしく無い空き缶などの金属片もみつからず、ただはっきり見直したものは、先ほども書いた、横断歩行者死亡現場と縦長に棒がその場所に建てられているのでした。
幽霊は出なくて安心しましたが、その場所で事故があったことは間違いなかったようで・・・。成仏してくださいと祈るばかりです。
ひと夏のいい経験?をしました。
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