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ダイエット中にチョコレートって食べてもいいの?
こんにちは。パーソナルトレーナーの助政桂多です。
ダイエット中って自分の好きな食べ物を我慢して、とにかくお腹が空いてキツイってイメージありますよね?
特にチョコレートなどの甘いお菓子は絶対食べれない、と思っていると思います。
今回はそんなチョコレートのお話をしていきます。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。一人でも多くの方にこの記事がお役に立つことを願っております。
1、チョコレートの成分って
まずはチョコレートの成分(原材料)をみていきましょう。
さてその前に、皆さんは「チョコレートって何から作られているのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。
コンビニで何気なく手にして裏側の成分表には目もくれず、新商品だから、いつも食べているからと気にしていない人が多いのではないでしょうか。
実は一口にチョコレートと言っても、中に入っているものは少しずつ違っています。
一般的に売っているチョコレートの成分を紐解いていきましょう。
裏面の原材料を見ると、「カカオマス」、「砂糖」、「ココアパウダー」/「乳化剤」、「香料」などと書かれています。
原材料の見方ですが入っている量が多いものから記載されています。
また、スラッシュを挟み右側の原材料は添加物を示しています。
では、これらは一体どんなものなのでしょうか。
特に説明が必要なもののみ書いていきます。
1、カカオマス
これはチョコレートの主原料のカカオ豆のことです。絶対的に、チョコレートを作るのに必要なのは「カカオ豆」。
この豆を細かく砕き、外皮を取り除き(カカオニブ)、すり潰して油分を抽出します(カカオリカー)。
これを固めて個体にしたものが「カカオマス」になり、このまま食べるとカカオ分100%のチョコレートですが、ものすごくビターでしょうね。
2、ココアパウダー
先程の工程ですり潰して油分を抽出した後に残った、脂肪分だけを抽出した「ココアバター」
を取り除いた後に残った固形物(ココアケーキ)をパウダー状にしたものです。
なんだかややこしいですね。
まとめるとカカオ豆からは「カカオマス」「ココアパウダー」「ココアバター」などの「カカオ豆」に由来するチョコレートの主原料を作り出せるということです。
これらの主原料を細かく調整するることで、食感やフレーバーに深く関わるということです。
2、チョコレートを食べましょう
さて、ここまでチョコレートに使用する原材料を説明してきましたが、実際ダイエット中に食べて良いものなのかが気になるところですよね。
結論から申しますと「YES」です。
でも、ダイエットの方法によっては控えたほうが良いとも言えます。
つまり、糖質コントロールのケトジェニックダイエット時などは、脂質は重要なエネルギー源となるため、カカオ豆に含まれる油分を摂取しても大丈夫です。
反対に、脂質コントロールのローファットダイエット中ですと、糖質はある程度取れますが、脂質を決まった量に控える必要がありますので考慮する必要があります。
とはいえ、「カカオ」は体に良いことが分かっていますので、チョコレートの中でも「カカオ原材料の割合」が多いものを積極的に選び食べていただくと良いでしょう。
最近良く目にするカカオ「70%」や「85%」と「カカオ原材料の割合」高い商品を食べてくださいね。
つまりおさらいですが、カカオニブ、カカオリカー、カカオマス、ココアバター、ココアパウダーの使用割合の合算値が高い、という商品ことですね。
カカオ「70%」という表記の場合、残りはほぼ砂糖が「30%」と考えて頂いて良いです。
とにかくチョコレートを食べる時は、なるべくカカオの割合が高いものを、しっかり成分表を確認して選んでくださいね。
3、カカオの秘密
先程のお話で、チョコレートはカカオの種子を発酵・焙煎したカカオマスを主原料とし、これに砂糖、ココアバターを混ぜて作られているということが分かりました。
ここでは、カカオマスに含まれる「カカオポリフェノール」というカカオの秘密について紹介します。
カカオポリフェノールとは「カカオ豆」に含まれるポリフェノール(抗酸化物質)です。
このポリフェノールには期待される3つの効果があります。
1つ目は「血圧低下」です。
カカオポリフェノールを摂取することで、血管がひろがり、血圧低下の効果が期待できます。
2つ目は「動脈硬化予防」です。
動脈硬化を引き起こす原因の1つは「LDL(悪玉)コレステロールの酸化」です。
カカオポリフェノールには「LDL(悪玉)コレステロールの酸化」を防ぐ、抗酸化作用があるため、動脈硬化の予防が期待できます。
3つ目は「老化防止」です。
人は年齢とともにシミ・シワが増え、老化していきます。その老化の原因は人の体内にある「活性酸素」です。
カカオポリフェノールの抗酸化作用が活性酸素の働きを抑制し、老化防止効果が期待できます。
どうでしょう、カカオポリフェノールの凄さがお分かりいただけたのではないでしょうか。
そして、大事なことはこのカカオの割合が高い「高カカオチョコレート」を選ぶことです。
基準はカカオマスが70%以上含まれているものです。なんでもそうですが、だからといって食べ過ぎはいけません。
チョコレートは脂質がとても高いので、食べ過ぎは肥満など病気の原因となります。
これではダイエットの意味がありません。
一般的に、間食の適量は1日200kcal以内といわれています。
高カカオチョコレートは板チョコ半分(25から30g)で150から200kcalです。
高カカオチョコレートの健康効果を知って、計画的に食べましょう。
カカオの秘密、ぜひしっかり理解した上で、健康的に適度に食べましょう。
4、最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「ダイエット中にチョコレートって食べてもいいの?」についてお話しをしました。
今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
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TRAINER'S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店で
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助政桂多