橋本 啓亮 | 焼酎野郎

JDS(Japanese Dark Spirits) ㈱SHOCHUX代表取締役 / …

橋本 啓亮 | 焼酎野郎

JDS(Japanese Dark Spirits) ㈱SHOCHUX代表取締役 / CEO 日本の蒸留酒である焼酎を中心に、熟成酒を扱うボトラーズブランド。Podcast「焼酎野郎Radio」焼酎・泡盛ギーク

最近の記事

安酒のアイデンティティが染み付いた酒

洋酒業界を見て、感じることの1つとしては、プロモーションに対する資金投入の違い。なぜそれが可能かといえば、そもそもマーケットの規模そのものが違うからだ。その華やかなプロモーションを見るたびにファンとして憧れをいただくと共に、焼酎業界(和酒)とは全く比較にならない現実を痛感する。 ただこれだけではなく、特にウイスキーを見ていると思うことが、その市場規模の大きさがゆえに、製造過程も徹底的に研究され尽くしているとうこと。 熟成やブレンドが味わいを決定する重要な要素であることは周知

    • 台湾の芋焼酎

      前からずっと気になっていた、台湾で芋焼酎などを造る「恒器製酒」に、台湾出張の合間に行ってきました! 代表の羅(ラ)さん直々に案内していただきました。学生時代東京に住んでいたこともあり、日本語ペラペラ。 恒器製酒は、2017年に羅さんが立ち上げた蒸留所。台湾は民間での酒類製造が2002年まで禁じられていており、ウイスキーで有名なカバラン蒸留所の設立も2005年。 2002年以降も酒類製造免許の取得のハードルは高いらしく、現在所持している事業者は350社ほどで、造っているのは

      • Established With High Hopes

        (株)SHOCHUXを立ち上げてから4年が経とうとしている。スタートアップ企業は幾つもの困難があるが、昨年は自分にとって最も苦痛な1年でした。 2022年にスタートさせたJapanese Dark Spiritsシリーズ。通称:JDS。それまでは、希継奈(Kizuna)や和深(Nagomi)といった麦焼酎や米焼酎を中心に、長期熟成と高アルコール度数にフォーカスした商品展開を行ってきており、ホワイトスピリッツとしてリリースしています。そんな中で私たちが提携する蒸留所は、もちろ

        • Japanese Dark Spirits リリースに添えて

          本日9/16、世界基準に合わせたスピリッツとしての焼酎「Japanese Dark Sprits Series」を開始いたします。 第一弾商品として、「NK麦025」を9月20日(火)21時より販売開始いたします。それにあたりこのシリーズの背景を伝えるべきと思い、この記事を書きました。 今まで取り組み 2年前、1番最初のリリースはMakuakeにて行いました。そもそもこのブランドの立ち上げを決めてから、コロナが到来しました。コロナがきっかけで世の中にクラウドファンディング

        安酒のアイデンティティが染み付いた酒

          焼酎ファンでなくても1度は行ってみたい青ヶ島酒造

          絶海の孤島、東京・青ヶ島で、幻の焼酎と呼ばれる「青酎(あおちゅう)」を醸す青ヶ島酒造。自分も一度は行ってみたい焼酎蔵です。 人口200人の日本一少ない青ヶ島。島は断崖絶壁に囲まれていて、大噴火によって生まれたダブルカルデラという世界的に珍しい地形をしています。数千年前の火山噴火で島が誕生し、さらに1785年の天明の大噴火によって、二重のカルデラが生まれたのです。 そこに辿り着くためには非常に困難で、もちろん東京からの直行便なんて無く、1日1本の八丈島からの船かヘリのみ。船

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          僕が焼酎ベンチャーをやるわけ

          初めまして。橋本啓亮(Keisuke Hashimoto)と申します。 今年4月に「SHOCHUの未来を創る」をミッションに掲げ、株式会社SHOCHU Xを設立し、9月のECサイトオープンに向けて、高級焼酎ブランドSHOCHU X 第1弾商品『希継奈-kizuna-』を本日クラウドファンディング(Makuake)にて先行販売開始致しました。 なぜこの僕が、焼酎ベンチャーをやるのか。そしてSHOCHUの未来を創るのか。焼酎愛にまみれて長くなってしましましたが、一読していただ

          僕が焼酎ベンチャーをやるわけ