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せんせい1年目のいろは

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新しく学校の先生として現場に入られる方の不安をやわらげ、少しでもポジティブに先生ライフを送るための記事をまとめています。
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2020年4月の記事一覧

頑張れ新人vol.10「若いうちは色々やってみたらいいけど」

 「若いんやから、いろいろやってみたらいいねん!」というフレーズ、ときどき聞きますよね。初任の先生方も、例に漏れず言われるフレーズではないかと思います。

 若い先生はどんどんいろんなことに挑戦したらいいと思う。私もまだ若いので、どんどんいろんなことに挑戦しているつもり。でもどうせ挑戦するなら、収穫があった方がいい。今日はその収穫について書いてみます。

・学ぶこと

 挑戦したら、学ばないとあか

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頑張れ新人vol.9,頑張ろう中堅vol.4「人権教育がピンとこないあなたへ」

頑張れ新人vol.9,頑張ろう中堅vol.4「人権教育がピンとこないあなたへ」

 コロナウィルスで世界の大混乱が続いていますね。昨日は関東で地震もあり、このタイミングで別の天災が訪れることへの恐怖心が芽生えました。昨日、卒業生から「コロナの影響で就職のための実習がなくなってしまいました。不安です。」という連絡が来ました。障がいがあり、職業訓練校に通うその子のような境遇の人たちはたくさんいるのでしょう。途端に、心配になりました。

あいつは?あの子は?この状況で大丈夫なんか?

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頑張ろう中堅vol.2                             頑張れ新人vol.8「懸念」

頑張ろう中堅vol.2                             頑張れ新人vol.8「懸念」

学校現場は生徒がいない中、生徒が登校する場合、できない場合、教師が通勤できなくなった場合、いろんなことを想定しながら右往左往している状態です。

こうなったらどうする、ああなったらどうすると、大変は大変ですが、結論だけ見るとなーんにも生み出していない状態が続いている。病院の先生たちのことを考えると、複雑な気持ちです。

懸念していることがあります。それは、私たちが想定している「いま生徒がどんな状態

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頑張れ新人vol.7「電話応対,名刺交換,etc」

頑張れ新人vol.7「電話応対,名刺交換,etc」

初任時代、教育委員会の行う初任者研修とは別に、校内で主幹教諭が初任研を行ってくれていました。校内の課題や我々初任者の課題に合わせてテーマを設定してくれていたので、委員会で実施されるものよりも効果があり、いまでも感謝しているのですが、その中でも特にありがたかったのが、社会人としてのマナー講座でした。

・使わない能力と要らない能力の区別を簡単にしない

教員は世間知らずとよく言われます。その分子ども

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頑張れ新人vol.6「飲み会あれこれ」

頑張れ新人vol.6「飲み会あれこれ」

飲み会のことを1つの価値観で考えるのは難しい。
価値のある飲み会もあれば、無駄なお金と時間の浪費だったという飲み会もある。ちなみに私は、飲み会に行ったから話せた人、聞けた話がたくさんあるので、飲み会にはプラスの面があると思っています。

とはいえYES or NOで論じるのは難しいんですよ。「無駄かどうかは自分次第」という考え方もありますし、断言はしづらい。ただ、飲み会はハマってしまう(飲みこと自

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頑張れ新人vol.5「いろんな人の働き方」

頑張れ新人vol.5「いろんな人の働き方」

初任の方、とくに私のように体育会系の部活出身の人には、組織に拘束されることに慣れているからか、時間外労働をあまり気にしない人がいる。18時になっても、19時になっても、勝手に「仕事ってこんなもん」と納得できてしまう。わかるよ、だって自分の部活を見てくれていた顧問も遅くまで残っていたじゃん。

一方で、学校には定時になったらすぐに帰る人、9時半に出勤したり、16時に退勤したりする人もいる。そんな人の

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頑張れ新人vol.4「最優先で養ってほしい力」

頑張れ新人vol.4「最優先で養ってほしい力」

コロナの影響で生徒のいない学校に出勤する日がずいぶんと続いています。学校というのは生徒がいないと本当に活気がないところですね。ただ、こんなことを思えるのはある程度の経験があるからで、初任の頃は「生徒のいる学校は嵐のように大変な場所」と感じていました。

経験を積み、力がついていくとそんな余裕もできてくるわけですが、今日は初任や経験年数の浅い方に意識的に身につけてほしい、養ってほしい力について書きた

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頑張れ新人vol.3「教師の服装,答えは単純」

頑張れ新人vol.3「教師の服装,答えは単純」

いつもスーツの人、カジュアルな装いの人、ジャージばかり着ている人。教員の勤務時の服装は本来スーツのはずですが、結構自由度の高いのが実際のところです。みんなきちんとした服装をすべきだ、と思っている方も一定数いらっしゃいますが、力のある先生が意外とラフだったりするせいで、あまり統一がとれていないのではないかと思います。

・私の答えはズバリ「清潔感」

どの年齢層の生徒に携わるにせよ、彼らがこの人は信

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