子供が成長する節目(中学年)
2022.9.1【127限目】
今日から9月
昨日はごみ収集日で、回収後ゴミ箱を片付けていると、近所の若いママが、子供さんたちを幼稚園に送っていった帰りに出会いました。
「もう幼稚園は始まっているの?」と、聞きますと「はい、始まっています。長い夏休みが終わり、ホッとしています。今日、また幼稚園に行きます。」「参観日ですか?」と、聞きますと「お誕生会です。」と、嬉しそうに言われたので「おめでとうございます。」と、言いますと「ありがとうございます。」と、弾んだ声で、答えていらっしゃいました。
子どもは、その存在だけで、親を喜ばせてくれるんですね。
我が家でも、昨日三男が代休で家にいたのですが、夫が庭仕事で疲れて、昼からしおれていたので、三男はシフォンケーキを焼いて、夫にはっぱをかけて「しおれている場合じゃない。ゴルフのショートコースに行こう。」と、夫を誘い、夫は引っ張られるようにゴルフに出かけました。
夕方からだったので、ナイターでのラウンドでした。帰りには買い物をして、元気に帰ってきました。三男は、今日も夫に勝てなかったようで、夫は元気に帰ってきました。
今日は三男が、私たちを嬉しい気持ちと元気な気持ちにしてくれた一日でした。子どもは親を喜ばせてくれますね。
9月1日、今日から2学期
私が3年生を担任していた時、クラスのお母さんが、「長い夏休みは、子供と一緒で嬉しい反面、昼食や勉強の時間を気にしながら、一日を過ごすのは大変です。一人でも大変なのに、先生は40人の子供を毎日見ているのは、すごいですね。」と、言われたことがありました。
私は、9月から始まる2学期は、子どもたちに会って、また日常に戻るのが好きでした。
3年生の成長
3年生は中学年の始まりで、発達の節目にもなり、体も心も変化のある時期です。低学年のような自分中心の考え方から、少し相手の気持ちを考えた行動が出来るようになります。
3・4年生は、集団の中で遊びや学校行事などを通して、仲間と力を合わせて頑張ることで、仲間の良さや集団で頑張る喜びを経験する大切な時期です。
この時期に集団活動を組織的に取り組んで、達成感を味わうことにより成長し、中学年の節目を乗り越えていきます。
3年生(2学期)の取り組み
2学期は、学校・学級行事(運動会・学習活動・夏休みの発表・本読み大会・遊びなど)も多く、子供が大きく成長する学期です。
行事に取り組むときは、話し合いを大事にし、子どもたちが自主的に活動できるように、あまり難しい計画を立てずに、簡単に取り組める活動で、みんながやって良かったと思えるようなものから取り組み、やり方などを、最初は指導していくことも大切です。
運動会は楽しい行事で、いろいろな事が計画でき、何をするのかが分かりやすく、2学期の始めの取り組みとしてはいい行事です。
教師は、子どもたちが興味を持って計画したことをやり遂げているか、達成感を味わっているか、力いっぱい頑張っているかなどを、見守っていくことが大切です。
「夏バテ」と「秋バテ」に注意!
残暑が続く中で始まった2学期、さっそく始まる運動会の練習などのために、子どもたちは少しバテ気味です。
夏バテは、夏の暑さに伴い、食欲不振、疲れやすい、だるい、元気が出ないといった症状が出ることを言います。
秋バテは、子供は夏休みが終わって、学校が始まり、忙しい日々が戻ってきて、時間に追われる日常になります。今年も、コロナ禍なので、コロナ禍前とは、少し様子も違います。
秋は、気象状況も変動しやすく、猛暑日もあって熱中症になる人もいます。更に台風もあり、気温や温度、気圧の変動により、体調をコントロールしきれず、秋バテになる人もいます。
大きな台風11号が、日本に近づいてきています。災害が小さくて済みますように。
生活を戻そう
夏休み中の夜型の生活からなかなか抜け出せない子もいると思います。
早寝早起きの生活に戻し、朝食を必ず食べる事、排便をきちんとして、生活習慣を整えていくことで、元気に落ち着いて学校生活が出来るようになります。
また、この時期は、忘れ物をしてくる子が多いです。普段でも忘れ物をする子はいます。お家の人にお願いして両方でチェックしてもなかなかなおりません。
3年生になっても親が一つ一つチェックしていたら子どもは嫌がることもありますし、いつまででも親が何とかしてくれると、思ってしまいます。
忘れ物をして罰を与える事(漢字ドリルを何回も書かせる・居残りをさせる・掃除をさせるなど)をしても、子供は嫌なことをさせられたという気持ちだけが残り、忘れ物は直りません。
忘れ物をしたら、それをしなくてもよい(ノートを忘れたら、書き写さなくてもよいなど)と、いう事ではなくて、出来るだけ都合をつけて貸してやり、みんなと同じ学習をさせます。
学習したことで、やって良かった。出来れば楽しかったと思うような授業を準備して、次は自分のもの(自分のノート)で勉強しようと思うようになるまで、根気よくそれを続けるようにします。
忘れ物を無くすことは、なかなかむつかしいですが、教師の出来ることは、楽しい授業をすることだと思っています。また提出物は良い所や頑張った所を褒めコメントを書いて、その日のうちに返してあげると、忘れ物が少なくなった経験があります。
夏休みの宿題が完成しました。【125限目】と比べてみてください。
【編集担当より】
先日大阪では、3年ぶりのなにわ淀川花火大会が開催されました。真夏の夜空にあがる花火を見て、思った以上に気持ちが上がりました。花火というのは、日本人の心象風景として強く刻まれているものなのでしょうね。
花火に例えた表現(最期に大きな花火を・・・とか、ザーボンさん、ドドリアさん、こんなに綺麗な花火ですよ・・・とか)や歌詞、映像やアニメなどで花火はよくよく使われているなと思いました。
夏祭りのシーン、喜びや哀しみ、祝い事、心理描写。花火から連想することはどんなことで、どんな思い出やシーンが結びついているのでしょう。どちらにせよ、個人的には、非常にポジティブなもので、郷愁を感じるものです。
久しぶりに花火をみたことで、もっと花火を見たいなと思い、「万博花火プロジェクト 万博夜空がアートになる日2022」にすぐ抽選申込しました。冬空の打ち上げ花火は、夏と違ってまた趣のあるものです。あたるといいな。
花火をみるとこの歌が心地よい
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