充実した夏休みを送るために
2023.7.27【174限目】
夏休みに入って1週間が過ぎました。【173限目】の終わりに「この夏休みも子ども達がやりたいことを見つけて、楽しい経験が出来ますように。」と、書きました。
子ども達がやりたいことを見つけて、楽しむためには、その時間を保障してあげなくてはいけません。
夏休みといってもやらなくてはいけない夏休みの宿題や塾、習い事など、忙しい夏休みを過ごす子どもたちもいます。
夏休みの宿題
昨日、ラジオを聞いていたら、リスナーの学生があと1日で宿題が終わります。と、言っていました。
夏休みの初めに、やらなくてはいけない宿題を計画的に終わらせることが出来る子は、それ以降の夏休みは、好きなことを計画的にできる子だと思いました。
その反対に、夏休みの前半はやりたいことを楽しんで、残りの1週間でラストスパートをして頑張って終わらせる子も多いです。
その子どもたちは、後半頑張った分、2学期のスタートは、頑張り癖がついて、いいスタートになるかもしれません。
大切にしたい夏休みの家庭学習
学校生活では、カリキュラムが決まっていて時間通りに学習しますが、夏休みはその生活から解放されます。
家庭学習がなかなか身についていない子どもにとって、夏休みが今後の家庭学習を習慣化していくカギになります。
お母さんが横について、時間を決めて毎日教えるということは不可能です。もちろん子どももそんなことされたら、拒否反応をおこします。無理にさせることは逆効果だと思います。
勉強ができる子は、自分から進んで勉強します。それは勉強することが習慣化されている子どもです。
あまり勉強が好きでない子供に、長い間机に向かっているように言っても、机に向かっているだけで、勉強に集中していない場合が多いのです。
最初から自分で勉強に取り組める子は少ないです。ですから日常の生活の中で勉強をする習慣をつけることが大切です。
夏休みは勉強のやり方を考え、自分から進んで勉強をする習慣をつけるいい機会だと思います。
家庭学習を習慣化するために
初めに、自分が勉強する時間を決める。(自分で決めることが大切です。)長すぎるとしんどくなり身を入れてやらなくなります。
次に、自分が取り掛かりやすい課題からやり始めます。夏休みの宿題は復習問題が中心になっているので、やり易いと思います。
学習する時間を30分と決めたとしたら、時間が来たら学習をやめて子どもを自由にしてあげます。子どもが自分のやりたいことが出来る時間を確保してあげます。
気を付けることは、子どもが勉強している時は子ども任せて、横から、早くしなさい!とか、間違っている!などは言わないで、できれば励ましの言葉を掛け、出来たことを褒めてあげると、また明日も頑張ろうという気持ちになります。
親としては、我慢、待つと言った忍耐と根気がいります。
これを夏休み中に続けることができれば、子どもは自分から勉強をするようになります。続けることで学力もついてきますし、分かるという喜びを感じ、勉強も楽しくなります。
一つ一つの基礎を身に付けることで、学力もついてきますし、繰り返し続けることで、家庭学習が習慣化します。
この経験を夏休みに出来れば、やる気を持って勉強に取り組み、2学期からは学習する気持ちが今までとは少し違ってくると思います。
生活のリズムを作ろう
夏休みだからといっていつまでも寝ていたり、食事の時間がバラバラだったりすると、家庭学習の面でも、時間がルーズになります。
大切にしたいことは、起きる時間や食事の時間は出来るだけ同じ時間にします。学習する時間も自分で決めた時間に始めるようにして、一日の生活のリズムを作ります。そしてこのリズムを守ることが大切です。
ただし、夏休みなので、家の行事や特別の日は、その日の予定で楽しむことも大切な時間です。
この生活のリズムを夏休みが終わって2学期が始まっても続けていくと、学習する習慣が生活の中に出来、勉強することが楽しく、短い時間で集中できるようになります。
夏休みはあっという間に過ぎていきます。出来るだけいい習慣がつくように心を配っていけば、充実した夏休みになるはずです。
【今週のけい先生】*担当:夫(父)
今年咲いた紫陽花を3週間前に空の花瓶に飾って庭の陰の場所に出していました。
私が水を淹れ様とすると、慌てて止めに来ました。ドライフラワーにするから乾燥させているそうです。
昨日、数本のカラーペイントスプレーが玄関の棚に乗っていました。
今日、私は朝早くに指導している高校の部活動の練習試合があり、夕方帰ると玄関の棚に綺麗にカラフルに少し豪華にデコレーションした紫陽花が、ガラスの花瓶に生けてありました。
唯、屋外でスプレーはしたらしいですが、生乾きの状態で家に持ち込んだので、シンナーのような溶媒臭が家じゅうに充満しており、息子と私に叱られて直ぐに外に出していました。
臭気を抜くのに暑い中、窓を開けたり、換気扇をまわしたり大変でした。😿😿😿
【編集担当より】
夏休みはダラダラ過ごすのも醍醐味ですよね。学生の頃は、いつのまにか8月になり、お盆がきていました。社会人になると、少しでも長期休暇を楽しむために計画を立てるようになりましたが、それでも何もせずに過ごす1日をつい作ってしまいます。
生活のリズムというのは、あまり気にしないことが多いですし、飲み会や会食など社会人になると、不規則な生活になることが多いです。
今、転職の支援を仕事として行っていますが、特に離職中の方にいつもお話しするのが、『生活のリズムを崩さない』ことです。
退職してすぐの時期は、有給消化もあるし、新しい仕事をゆっくり考えたいとなります。また仕事中はできなかった、ドラマや映画を観たり、友達と遊びに行ったりとなります。
もちろんエネルギーを充電する期間は大事なので、1週間くらいはダラダラしたらよいと思います。しかしながら、ある程度充電できたら、仕事をしているときと同じリズムで生活することを推奨しています。
朝起きて、同じ時間に家を出る。これがすごく重要です。
転職活動は、最近ではスマホやネットでできますので、家にいなくてもできます。転職活動自体は、面接が入らない限り、1・2時間で終わります。外出したときには、転職活動をする必要もないです。ランニングしたり、読書したり、遠出したりでで構いません。まず家を出る。これが大事です。
また、離職中は、次の仕事が決まるまでは、少し焦りもあるでしょう。その時に、落ち着いた気持ちで過ごすためにも『生活のリズムを崩さない』ことが重要です。
平日は、いつもと同じ時間に家を出て、夕方に帰ってくる。まず家を出ましょう。土日や旅行などは、しっかりと準備して遊ぶ。そのメリハリが大事です。
『生活リズムを一定に保つ』ことで、メンタルが安定するのと併せて、面接や人と会う時に、張りのある顔になります。また外出をすることで刺激を受け、新しい発想や未来志向で物事を考えることができます。部屋の中では、あまり刺激が無いため、過去のことや現在のことなどが頭によぎります。
朝起きて、同じ時間に家を出る。特に行くところが無くてもよいです。図書館など推奨しています。
『生活リズムを一定に保つ』ことは、思った以上にメンタル面の支えになります。例えば、ゴルフなどメンタル面に影響を及ぼすスポーツだと、ルーティンの重要性は、様々な場所で語られています。
離職中での『生活リズムを一定に保つ』ことが大事だとお話しましたが、日々の生活でも『生活リズムを一定に保つ』ことの恩恵は、思っている以上にあります。
例えば、不規則になっている要因が、なんとなく毎日飲みに行っているなどであれば、まず1カ月辞めてみるとよいかもしれません。もちろんずっとではないので、テストです。何か変わるきっかけになるかもしれません。
暑い夏ですので、健康に過ごせるように、日々楽しく過ごしましょう。
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