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被りつけ!幸せ頬張るシュークリーム

おはようございます。
今日も食日記ご覧いただきありがとうございます。

スイーツが食べたい!
最近、甘党だった僕が毎日思っていたことを段々と考えない日々が増えてきています。

それよりも、ご飯でお腹いっぱいにしたい。
体に正直に、ですね。


今日の食日記

今日はみんな大好きシュークリームのお話。

子供の頃からお母さんがモンテールのシュークリームとエクレアをいつも2個ずつ買ってきて、兄弟4人でどっちにするかとジャンケンした思い出から始まるシュークリームはもはや実家の味。

今は社会人となって一人暮らしをしているが、これまで実家にいた僕は何歳になってもお母さんが仕事の帰りに買ってきてくれたシュークリーム。
モンテールだけじゃなくなったのが大きくなった証拠かもしれない。

シュークリームはどこのものであろうと甘〜いとろける味わいがやってきて、溢れんばかりのクリームを口の際までお口に詰めて呑み込むように食べ尽くす(これは飲み物なのかって)。
ふんわりホワイトの生クリームと明らかに卵黄濃厚なカスタードの天国のような重なり合いが、いつの時代もどの世代にも安心の優しいダブルカラー。もはや国民スイーツとなって愛し愛されてきたのだ。

そんなシュークリーム、スーパーなどではかまくらのようにそれは繊細で襖のような生地がたっぷりぽってりのクリームを包み込む魅惑の宝箱なわけだが、意外とパティスリーで見かけるものは帽子をかぶるかのようにポンとクリームに置かれる蓋が庶民の僕にはなんとも上品に見えて仕方がない。

いつもそんな上品シュークリームを見かけると、上品に頂きたいと庶民ならではの見栄が出てきて、蓋をポタージュを食べるようにディップなんかしてしまって(これは正解なのか?)。

でもやっぱりシュークリームどんな形だろうとそのまま頬張るのが1番美味しいと結局それまでの見栄を後悔していたこともしばしばあって。


今日のお店

神楽坂にあるそれはそれは味のあるお店。

洋菓子店であり喫茶店でもあるそんなお店なのだが、ありそうで案外身近にすぐにはないそんなありがたさを感じてしまった。

奥には長広く果てしなく席が続いているようで、おばさま2人がポツンと奥の方でいつものようにティータイムを過ごしているのが見えて、そんな地域性に僕も馴染みたいとワクワクしながら店を進んだ。

入り口には、名古屋駅のぴよりん(わかる人にはわかるはず。とてつもなく並んでいる見捨てられないあの眼を持ったひよこのスイーツだ)かの如くぽつぽつんと迎えてくれて気分が上がった。

こんなに優しく見るだけで朗らかになるスイーツが他にあろうか?ふわふわっとニコニコしているシュークリーム。こちらも嬉しくなる。

名前は神楽坂シュークリーム(セレブリティ溢れるいかにも高級ちっくな名前がクセになる)こちらに。

僕も神楽坂シュークリームをオーダーし、先ほど見つけたおばさま型の手前の席へ。
まだまだ朝だからか早起きのおばさましかいなかったが、のどかな声の日差しが気持ち良くって、勝手にシュークリーム日和と命名した。

さ、早速頂こうかとコーヒーとセットのシュークリーム。相変わらず嘘のない変わらないダブルクリームだった(帽子は被っているけど)。


見事なダブルクリーム

ここは神楽坂だし、少しりっちにやっぱり帽子かー、と思って童心にかえり始めると蓋をディップしたくてしょうがない。

神楽坂シュークリームという強気なシュークリームは、コーヒーとまさかの540円。

ダブルクリームは甘さともったり感が食べ応えの神様だった。
ふわっとクリームは程よい甘さで、後からカスタードのガツンと甘さとコクのある卵の旨味が、目を瞑らずにはいられなかった。
最初はそれはそれは丁寧に。
でもやっぱり、シュークリームだし、もう後半はどうでも良くって誰も見てないよね?と思いっきり頬張って誰よりも幸せを感じてやった。

はあ、口の中がクリームの海で幸せ。コーヒーを挟んで何度も押し寄せる甘いクリームの波。相変わらずシュークリームは味方だ。

口福をことごとく満たすスイーツ、やっぱり王者シュークリーム。

見栄を張らずに被りつこう。
神楽坂でそう思ったのだから、実践あるのみだ。


美味しいひとときに、ごちそうさまでした。
では、また次回。



今日のお店:コパン(東京都新宿区神楽坂6丁目50 勝村ビル1階)



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暮らしのヒントになれば、と。

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