川のほとりドーナツの朝
おはようございます。
パソコンもスマホもすこぶる調子が悪く、デジタルデドックスできそうで、デバイスと葛藤し過ぎて目が真っ赤、そんな朝です。
懐かしいドーナツを持った朝。
川のほとりとにかく優雅を追い求めた朝を書きたくなりました。
今日の食日記
ーンドーナツ
モンスーンドーナツ
モーニング好きを公言している僕。
朝わざわざ早く起きてわざわざ丁寧に朝ごはんを作って食べる（ほぼ休日に限る。休日の朝ごはんのことを丁寧にモーニングと名づけている）。
この“わざわざ”が粋なのだ。
なんだか毎日の自分を労っているようで。普段時間に追われがちで、時々深呼吸しろよって自分に言い聞かせて。
明日は朝から丁寧に1日を還元させようと。
それがモーニングの幸せの根源なのかもしれない（働くからこそ、モーニング。なのかも）。
モーニングをより記憶に刻み込ませてくれるもの、それが体温だと思う。
ただトーストを焼いてわざわざ準備したサラダと共にお皿に並べコーヒーを飲む。素敵な朝だが体温を感じたい。
冬の寒さはしっかりと暖房に寒い寒いと言いながらホットコーヒーを啜りたい。
日差しが気持ち良いのなら、窓を開け、喧騒を聞きながらも自然の条理を感じようと風を思いっきり吸い込む。なんだか体はぽかぽかで。
春のような陽気なら、思い切って外に飛び出してしまえばいいじゃないか。
ちょっとの寒さも、風の強さも、気持ち良いくらいに体温は上がってくる。生きているなぁなんて。
明日は晴れる。そんな浮かれた夕方にちょいとモーニングを想像する。
外でドーナツなんか食べたら、気取っているだろうなぁ。そんな自分に投資するようにドーナツ屋さんに声をかけた。
穏やかな毎日にでも、どこか静けさをまとい、落ち着いてと声をかけてくれるそんなお店。
ドーナツ屋さんに冷静にされるこの感覚、心地よくってなんだか正解な気がする。
静けさを探せばこのお店を見つけてしまう。
舞い上がっていては素通りしてしまうかもしれない。今の自分は自分探し、静けさを欲しかった。
今日のお店
ンスーンドーナツさん。
優しいのか、柔らかいのか、何か訴えてくるものがある。そんなお店に惹かれる年頃（そのなにかを見つけたくって）。
それは静かで陽の光くらいしか手に届きそうにない。
植物性のドーナツとデリのお店。
やっぱり力強かった。そんな訴えかける静けさのよ
気さくにお話しして下さって、少しずつ居心地の良い空間に変貌していく。そんなお店と自分の関係性が嬉しかった。
何者でもない自分が、溶け込めたようで。
穏やかな時間の流れが分かりやすく風になる感覚。
レジ横に並べられたドーナツを見て、日光浴したい。そんな気持ちになった。
よし、明日の朝はこのドーナツのように川沿いでモーニングをしてやろう。風を感じて。そう思った。
豊かなものづくりを願う店主と沢山のお話をした。伝えたいもの汲み取りたい精神。きちんと感じた。
次の日の朝だ。。
よっこらせと腰を上げ、丁寧なモーニングに出かけよう。
そこに川があった。あいにくの曇り模様も、体温は上がりたいと叫ぶ。
だからホットコーヒーをコンビニで調達し、腰を下ろした。
自然の恵みを頂くドーナツは、外が似合う。
故郷に帰ってきたドーナツには、きちんとお礼を告げないと。
小鳥の囀りを聞きながら、また1日が始まる前の寒い街中で頂くドーナツ。
さあ、そこを通る車の人々よ。見た前。何か咲き誇った気持ち。
ドーナツを見上げ、もう一度感謝する。
かぼちゃきなこを一口。
サクッと中はかなりムギュッともっちり目のオールドファッション。
素朴で優しいかぼちゃの味わいを味わうと、ふときな粉が香ってくる。お互いちょうどよくって、素朴さを失わない味わいは、朝に馴染む美味しさで。
メープルカシューナッツも。
食感は変わらず食べ応えがあって。
ほっくりとした甘さのメープル。秋らしいフレーバーに、カシューナッツのザクザクフィリングが香ばしく楽しいひと口。
少しずつ、労うように味わうそのドーナツは、優しく身体に溶け込んでいく。まるで理解者のように。
やっぱり朝は大切だ。
こんな風に自分に優しく、体温を感じて過ごす朝が無くては毎日しんどいだろう。
大きく深呼吸して，また歩き出そうか。
美味しいひと時に、ごちそうさまでした。
では、また次回。
今日のお店: モンスーンドーナツ（群馬県前橋市住吉町2丁目1-18）
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