世界が変化するたびに「新たな正解」を見つけようとするのは無意味
こんばんは
いつも私の下手な文面に
お付き合い頂きありがとうございます
実は…
前回の、高1息子のドバイ留学のお話には続きがありまして…
帰国して…
息子が言ったんです
「イタリア人は不真面目。授業とかアクティビティにこーへんねんで!めっちゃさぼってはる。」
夏休みの時期は、イタリア🇮🇹からの留学生がとても多いドバイ
ロシア、日本と続きます
ドバイの日中は40度越え!
建物の外に出ると、サングラスがくもるほど(私は行ったことありません 笑)
そして、夏の留学は皆さんが思うほど高額でもなく穴場です♪
ホームステイはなく、高校生は四つ星ホテルに滞在します
でも、ドバイは七つ星ホテルもあり
驚くほどではありません
高校生も大学生も
基本、平日は午後から、英語の授業が有名大学であります
あまりにも暑いので、午前中はゆっくりし
午後から夜にかけて動き出す感じ
学食を食べて授業を受け、一旦ホテルに戻り
夕方から夜にかけて、色々なアクティビティへと専用バスで出かけます
世界一の高層ビルのブルジュ・ハリファや
ドバイ・モール、ヨットパーティなど…
土日は終日アクティビティ
ほぼ観光旅行ですね 笑
2週間中、疲れからか?途中で体調を壊す子供もいたり
食事を含め、全て参加は自由なのですが…
イタリア人がホンマに!不真面目やったと
息子が言うのです 笑
自分もサボったけど、ちょっとサボりすぎやねん!
あかんのちゃうん? 的な
上からの発言…
日本からの留学生は少ない中、同部屋だった
南の地方から来たAくんは
息子に言わせると、とにかくムカつくほどの変わり者で 笑
朝ごはんはお菓子!
どうりで… 青白くて細いのです
大学でのランチも、ハンバーガーセットなどポテトもめっちゃ美味しかったのに
1人だけYouTubeをずーっと観ていて
毎日食べなかったのだと
それに対して息子は、現地の先生に
「あなたが1番、お友達を作りました。」と最後に表彰されるほどフレンドリー♪
土地柄もあり。小さい頃から外国人に慣れている環境だったもするので
嬉しくてたまりません
留学中は、インスタを交換しまくってました
ガチガチの真面目なタイプではなく
どちらかといえばお調子者
眠さに勝てず、バイキングに飽きて朝食を抜いたり
途中、おもしろくない映画を数人で抜け出して、カフェに行ったりなどはしていたみたいでした
息子のそんな性格も
もちろん
プラスになる時もあれば…
ガッツリ!!マイナスに働くときもあり…
「うんん…」
返答に困った私…
「日本人は、真面目だからね。」
その要因がめっちゃ気になり
早速、イタリア人の特徴を検索しました
イタリアの高校は朝8時から午後1時まで
さらに昼休みは1時間もあるそうです
お弁当を食べる暇もない、日本の中高生からすると、羨ましい時間の使い方ですよね
そして
幼児教育で有名なモンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育に見られるように
自由を尊重し、好きなこと、得意なことを伸ばしていくということを重要視するのがイタリアの教育
あのイタリア人達は
多分、サボってばっかりいたのではなく
学校や大人から教育されている、当たり前のことをしていたのだと思うのです
自分が疲れたと思えば休み…
自分が興味があるアクティビティには参加する
自分にとっての正解
ただ、自分軸でいただけ
そして… もう1人のAくん
お爺さんが残してくれた、遺産を使って留学したらしく
初めての海外旅行でした
自分は、ドバイがどんなところか?
観光に来たのであって、友達を作りに来たわけではないと…
結局
1人も友達を作ることなく帰っていったそうです
多様性…
ふと…
私はどこかで拾った言葉を思い出しました
1つの正解ではなく多様性の理解
日本人は、「正解」を選ばないといけないというのが習慣になっています
でも、社会に出た時に
自分の選択が正しいのかどうかを決めるのは自分…
でも、世界が変化するたびに
「新たな正解」を、自分の外側に見つけようとするのは不可能だし、無意味…
正解を見つける力ではなく、自分で答えを作る力
留学から2ヶ月後…
Aくんが高校を辞めたと息子から聞きました
誰もが驚く超有名校です
あのドバイ留学で、Aくんは
ちゃんと、自分の中にある正解を見つけて帰ったのかもな… と
我が家では話しています
息子にとって正解ではないけれど
Aくんにとっての大正解!
自分のことは棚に上げて…
「べき!」という
上から目線の最初の反応から、息子の思考が変わった瞬間でした
この留学で息子は
初めて深い意味での、ちゃんとした多様性を学んだのかもしれません
ちなみに…
「留学の成功」とは何だと思いますか?
あぁ、楽しかった〜♪というのは
ただの旅行で
留学の成功とは…
泣きたいほど、英語が話せなくて悔しかったり、寂しかったり…
辛い思いをすることだそうです
お金を払ってでも、ありがたい貴重な経験ということですね
私は、「思い出こそ最高の複利」
だと思っているので
楽しかった航空券を、息子の本のしおり♪にしてあげてます
表現するのが、なかなか難しい問題でしたが
長文に最後までお付き合い頂き
ありがとうございました!
また、お会いしましょう♪
ケイと
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