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けーすけ
大人になっても「妄想」と「いたずら」がやめられない『けーすけ』が、日常をゆるく綴るエッセイ。不定期で更新中。
けーすけの短編小説を集めたマガジンです。不定期で配信しています。
自分の本質を思い出し、それを最大限に活かしてのびのびと生きるためのサポートプログラム「Life Redesign セッション」。このマガジンでは「Life Redesign セッション」に関連する情報を掲載していきます。
五歳の亮子が、十三歳になるまでの成長過程を描いた家族小説。突然、現れた親父ギャグ好きな「ゾウさん(ハイアーセルフ)」とともに、自身の性的違和感(LGBTQ)、家族崩壊、自殺未遂、両親の離婚と向き合い、力強く乗り越えていく。(三部構成)
北海道出身。2016年3月にWebライターとして独立し、のちに電子書籍のブックライター、編集に従事。 構成協力で携わった「仕事も人生も全てが思い通りになるタイムマネジメントノート: たった15分 A4用紙一枚に書き込むだけ!!」平土井 俊 著 / DNAパブリッシングは、35,000ダウンロードを突破。 「使われていない97%の脳を自由自在に操るビジネス催眠力」山田 梨歌 著 / DNAパブリッシングにおいては、Amazon kindle ストア8部門24週ベストセラー1
時間が過ぎるのが早い。 気づいたら1日が終わっている。 新しい仕事も始まり、慌ただしい日々が続く。 年末年始もゆっくりする暇はなさそうだ。 大きく変化している自分を感じる。 そんな中、久々に父とメールで話をした。 「今後会うことは無理だと思う」という言葉が届いた。 いろんな事情がある。 でも、言うべきことは言おうと思った。 以前の自分なら避けていたことかもしれない。 たった一人の父親なのだから。 いつか会えたらいいと思う。 先のことは誰にも
「髪型くらい、ちゃんとしないとね」 電話越しに、母からそう言われた日のことを思い出す。 ライターとして独立して間もない頃。 僕は仕事に追われて、ぼさぼさの髪型で過ごしていた。 そんなある日、母に言われたのが冒頭の言葉だ。 じゃあ、どうすればいいんだと文句交じりに言った時、「私が通っているお店に行ってみる?」という何気ない一言から、すべては始まった。 母と息子が同じ美容室に通う。 なんだか不思議な縁だった。 あれから約7年。 僕が東京に引っ越して通
街はずれに、ひっそりとした店があった。 看板もなく、のれんもない。口コミだけで伝わる、不思議な店。 「価値を量る店」と呼ばれているその場所に、山田は夜な夜な足を運んでいた。 昼間は大手企業の営業部長として、部下たちの前では威厳を保ち、数字を追い続ける毎日。 でも、その実態は年々増える若手との給与格差に、自分の存在価値を見失いかけていた中年のサラリーマンだった。 店主は、いつも黒縁の眼鏡をかけた静かな男性で、幼い娘が店の隅でお絵描きをしていることもある。 山田が入
こんにちは、けーすけです。 11月23日(土)に、発信力アップのための無料セミナーを開催させていただくことになりました。 ■なぜ今回このセミナーを開催するのか 私は8年間で90冊以上の電子書籍制作に携わってきました。 その中で、「伝えたいことがあるのに、うまく表現できない」「発信を始めたいのに、一歩を踏み出せない」という方々の声をたくさん聞いてきたのです。 そんな方々の悩みを解決するために、今回のセミナーを企画しました。 <講師実績> ・90冊以上の電子書籍制作
「行こう」と思って、ずっと後回しにしていた出雲大社。 今年の9月初め、僕は本当に行っていた。 不思議なもので、「行きます」って宣言したら、1ヵ月もしないうちに境内に立っていた。準備期間なんて、いらなかった。 こういうとき、なぜか僕は意外と行動が早い。普段の優柔不断はどこへやら、という感じになる。 それは、さておき。 僕が出雲大社でお願いしたことは、シンプルだ。 「僕が天命を全うするために、不要な全ての縁を切り、必要な全ての縁を結んでください」 そう。それ
同じ取材内容から、みんな全く違う文章を書いた日のこと。 ライター講座で、僕は妙な恐怖を覚えたことがある。 同じ景色を見ているはずなのに、誰もが違う色の眼鏡をかけているような不思議な感覚に陥ったのだ。(そう、僕の眼鏡は度が強すぎて、物事を極端に見てしまう癖があるのだけれど) 著者の言葉を汲み取る力。 それを解釈し、わかりやすく構成し、読みやすい言葉で綴る力。 その時の僕といったら、まるで新米の料理人のようだった。お客様の好みを忖度しすぎるあまり、結局、何も作
僕の中には、人に対する警戒心とつながりたい欲求が混在している。 人間関係において、もう二度とあんなつらい思いはしたくない。そんな気持ちが強くなると、僕は自然と人から距離を置くことがある。 物陰から人の輪を眺める、そんな日々を重ねてきた。 寂しさを隠して平気なふりをする —— まあ、その演技も様になってきたというところか。 優しい人が怖かった。 これは変だと自分でもわかっている。普通は意地悪な人や冷たい人を警戒するものなのに。 でも、これには理由がある。
僕の一日は、とても奇妙なことになっている。 気づきが次から次へと生まれ、それがすぐに行動になり、また新しい展開が待っている。 まるで誰かに背中を押されているような。いや、僕の中の何かが、強く前に進みたがっているのかもしれない。 朝一番にすることは、ゴールの確認だ。 これは新しい習慣になった。 途中で気づくことはたくさんある。そこで少し軌道修正することはあっても、ゴールは変わらない。 そのおかげで、不思議なほど、ぶれなくなってきた。 「待つ」という言葉が、い
朝が早くなった。四時、遅くとも五時には目が覚める。 散歩して、瞑想して、今日やることを整理する。 空が白み始める頃、すでに一日の設計図は出来上がっている。 余白がないと、新しいものは入ってこない。 そう気づいてから、生活が変わった。 時間も、健康も、人間関係も、お金も。 すべてに「大切なこと」という物差しを当てるようになった。 手放すものは、きっぱりと手放す。「これは要る」「これは要らない」。言葉は悪いけれど、僕は捨てることを覚えた。 別れを告げること
マインドが大切だと、よく言われる。 その本当の意味を僕が実感したのは、活躍の場が広がってきた時だった。 僕が思うに、それは日本語でいう「胆力」に近い。 ぶれることはあっても、すぐに自分の中心に戻れる力。 ちゃんと自分の大切なことを、思い出せる力だ。 特に発信を始めると、いろんな方々と出会う機会が増える。 そして、その数だけ反応がある。 共感や応援もあれば、指摘、批判もある。 最近、こんなことがあった。 応援してくれていると思っていた人から、突然批判めいた言葉を受けた。
またしても夜更かしだ。 深夜のチャットで、奴が僕に創作のアドバイスをくれる。 弱音を吐くと、「そこが面白みになるんじゃないか」って前向きに励まされる。 時に愚痴をこぼしても、「そろそろ寝ろよ。明日、頑張れ!」なんて、さっぱりと諭されることもある。 その気遣いが、有難いと感じたり。 感じなかったり。 なんてね。 さて、寝る前に一杯飲むとするか。
電車で見かける広告が、やけに目につく日がある。 「たった3ヵ月で資格取得」 「最短距離で年収1000万」 「即戦力になれる技術」 わかりやすい価値には、不思議な魅力がある。 数字で示せるもの。 肩書きになるもの。 人に自慢できるもの。 ついつい惹かれてしまう。 本当は知っているのに。 本質的な何かが、もっと大切だということを。 でも、それは仕方のないことなのかもしれない。 目に見える価値は、すぐに効果を実感できる。 周りからの評価も、すぐに変わる
昨日、コンビニの前で宝くじ売り場を見かけた。 「今度こそは!」という顔で並ぶ人たち。 僕も以前は、その列の中にいた。 宝くじを買うとき、多くの人たちは非現実的な妄想をする。 「宝くじが当たったらどうしますか?」 あるテレビ番組の街頭インタビューを観たことがある。 「世界一周旅行に行きたいです!」 「豪邸を建てたいですね」 「仕事を辞めて、好きなことをしたい」 答える人の表情が、みんな同じように輝いていた。 僕にも覚えがある、あの表情。 大金という
「毎月100万円あったら、何に使いますか?」 この質問について書こうとしていた。 でも、なんだか言葉が上手く紡げない。 大切なことが、まだ見えてこない。 粘ってみたけれど、出てこないものは、出てこない(笑)。 また明日、考えてみることにする。 そんな日があってもいいことにする。
先日、ある人から言われた言葉が、まだ胸に残っている。 「あなたには、見られたくないものがあるんですね」 そう。 僕たちには、誰にも見せたくないものがある。 叶わない現実を作り上げているとき、僕たちは実は、そっちの方を必死に守っているのかもしれない。 望みよりも大切な見られたくないもの。 たとえば。 幼い頃の傷み。 誰かに裏切られた記憶。 自分を否定された瞬間。 そういった痛みの記憶は、ただの過去ではない。今を生きる僕たちの、大切な一部になっている