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あまらせる、ということ。

 朝が早くなった。四時、遅くとも五時には目が覚める。
 散歩して、瞑想して、今日やることを整理する。
 空が白み始める頃、すでに一日の設計図は出来上がっている。

 余白がないと、新しいものは入ってこない。
 そう気づいてから、生活が変わった。
 時間も、健康も、人間関係も、お金も。
 すべてに「大切なこと」という物差しを当てるようになった。

 手放すものは、きっぱりと手放す。「これは要る」「これは要らない」。言葉は悪いけれど、僕は捨てることを覚えた。 
 別れを告げること、距離を置くこと。それは痛みを伴うこともあるけれど、致し方ない。

 余白ができることで、新しいものが入ってくる。
 それによって、がががっと望む人生に近づくことを知ってしまったのだから。

 一日が、まるで一週間のように過ぎていく。
 でも焦っているわけじゃない。
 ただ、叶えたい未来が、これほど鮮やかに見えているから。その世界に一歩でも早く辿り着きたくて、僕は眠る時間さえ惜しむようになった。

 とはいえ、二十二時には布団に入る。用事がないときは。
 明日の頭の回転のため、これも手放せない習慣になった。

 遠くの目標は、いつも見据えている。けれど、目の前の一歩をおろそかにはしない。それは、まるで夜道を歩くように、足元を照らしながら進んでいくようなものだ。

 僕の中で何かが大きく動き始めている。年末年始、そして来年。さらなる変化が訪れる予感がする。

 ああ、だからなのか。時間の流れが、こんなにも速いのは。
 
 まあ、いいか。
 このまま、突き進むだけだ。


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けーすけ
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