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2020年11月の記事一覧
マイケル・シェンカー・フェストが強すぎる話
そろそろ年の瀬も迫り、そろそろ今年1年聞いたアルバムを整理しようかななどと思っている。CDを買っていた時代と違い、ストリーミングで流れるように聞いている楽曲は、土しても新旧入り混じってしまい、新しいバンドとの出会いが疎かになってしまう嫌いはあるかもしれない。そういう意味でも、ときどき聞いたものを振り返る時間は大事だ。
さて、そんな中で今年聞いた1枚にぎりぎり間に合わなくて残念なアルバムがある
スティーヴン・ウィルソンを聞こう
先日紹介したポーキュパイン・ツリーの中心人物であるスティーヴン・ウィルソンのアルバムを聞いている。
スティーヴン・ウィルソンのソロアルバムは、バンドであるポーキュパイン・ツリーよりさらにメタル色は薄い。薄いと言うより、彼のソロアルバム単独ではメタルと関連付けて語ること自体無意味だ。
そもそもポーキュパイン・ツリーのサウンドが、どちらかと言えばサイケデリック、テクノ、アンビエントといった文
In absentia / Porcupine Tree
ポーキュパイン・ツリーは英国のプログレッシブロックバンドと紹介されることが多い。しかし実際にアルバムを聞いてみると、作品によって多様なアプローチがなされており、プログレの一言で済ませてよいものかちょっと悩むところではある。
初期にはそのサイケデリックよりな音作りがピンク・フロイドに近いと評されたり、あるいはポーキュパイン・ツリー名義でありながら実は中心人物であるスティーブン・ウィルソンが独り
セブン・ドアーズ・ホテル
"セブン・ドアーズ・ホテル"は、EUROPEの1stアルバムに収録されている曲のタイトルだ。1983年にリリースされたこのアルバムは、今でも北欧メタルの代表作と目されている作品と言ってもいいんじゃないだろうか。
アルバムの邦題は『幻想交響詩』。正直やりすぎでありながら、これ以上ないぐらいサウンドにしっくり来る名邦題だ。ジャケットの美しさと相まって、メタルファンの記憶に忘れ得ぬ衝撃を刻み込んだ