見出し画像

オフィスでの仕事が割と好きだったという話

新年度が始まりました。

在宅勤務が開始され、自分がうつの症状が出始めたのが、ちょうど1年前ぐらいだったので、オフィスでの仕事が楽しかった話を書こうと思う。

※別に、在宅のメリットはたくさんあるので、それを否定する訳ではないです。

純粋にチームで働くのが楽しかった

オフィスで働くメリットはなんと言っても、チームで動くときのコミュニケーションだと思う。

そのとき働いていたチームは、マネジャーがトップダウンで役割当てして働く、というよりはチームで協力して仕事を進めるという割とわいわいと働く環境でした。

PJの途中で中途入社の人が入って来たり、チームメンバーも日に日に増えていって、みんなで足りない知識をお互い補いながら、忙しいながらそれなりに楽しく働いておりました。

純粋に周りのチームメンバーを尊敬していた

チームメンバーは賢い人が多かったし、別にそれを鼻にかける訳でもなく、分からないこと、もっと効率の良い方法があればお互いに知識を共有しながら、時々どうでも良い雑談なんかも挟みながらの日々を過ごしておりました。

例えば

自分「やばい。エクセル動かん。。。」
東大王「ここの式が間違ってるんじゃないですか?」
自分「あ、ほんとだ。すいませんwww」

数分後。。。

東大王「そういえば、さっきの数式、カクカクシカジカな数式を組めばもっと効率上がるかもしれないですね。」
自分「あ、すげー。こんな数式あったんだwwwすごい。偏差値7万2000あるんですかwww」
東大王「もっとあります。」
自分「さすがwwwまた何かあったら教えてください。」

みたいに、雑談の中で仕事が効率化していくこともあったし

時にはお昼を買いに行くとき、

自分「そういえば、昨日、野村監督が亡くなってしまったね。。。野球ファンからすると、めっっちゃ悲しいよ。。。」
女子社員「え、、野村監督って野球やってたんですか。。。?」
自分「え、、逆になんの監督やってたと思ってたんですかwww」
女子社員「監督は監督ですよwww」

みたいな、どうでも良い会話をして笑ったり

結構、タイトなスケジュール、やっかいな課題を抱えながらも
悲壮感なく、楽しく働けていたな、とか思ったりする。

なにより、純粋に周りのチームメンバーを尊敬していたし、
チャットとかではなくて、一緒の空間にいるからこそ生まれる、なんとも言えない「間」とか「安心感」みたいなのがすごい好きだった。

通勤の電車の中で、
「今日はあんなこと話してみようかな、こんな事話そうかな(仕事の事考えろって話ですが)」
とか考えたりする時間が自分の中でリラックスできる時間でもあった。

夜中のオフィスでテンションおかしくなって、急にみんなで爆笑したり、突然、意味もない事に切れ始めたり(よくあるのが、急にPCがアップデートし始める笑)

人間らしい感情を爆発させる瞬間があったり。

そんなこんなが結構好きだった。

在宅になって勝手に自分を追い込んでしまった

そんな楽しいチームも、コロナで突然解散となった。

本当は解散式みたいな感じで、飲み会もする予定だったのに、
それも全部なくなり、特に区切りもなくチームが散り散りになっていった。

最後までオフィスで働くことを希望したけど、会社の方針で全員在宅勤務が始まった。(企業としては結構早い段階でアナウンスが出た。)

そんな何の区切りもなく、自分のなかで上手く心の整理が出来ないまま
新しいPJが始まった。

在宅で顔を合わせることもなく、どんな雰囲気でPJが進んでいるのかも上手くキャッチアップ出来ず、分からない事を聞くにも
「どういう段取りで質問しようか」
という、小さいことで悩みはじめ、気軽にチャットで話しかける事も出来ずに、一人部屋で勝手に自分を追い込んでいった。

唯一の気晴らしであったジムも閉鎖し、ストレスの吐き出し口が見つからなくなった

元々、これといった趣味がなく、週末にすることは家事とジムに行ってウェイトトレーニングをするぐらい。
というか、それで毎週のストレスを解消していた。

でも、緊急事態宣言で24時間オープンのジムも閉鎖され、一日中部屋に籠もるようになった。

何をしてても、ずっと不安になりそのうち体調を崩し始めた。

内科もコロナで受診できず、何件か電話した内科でやっと見てもらっても、「異常なし」で整腸剤をもらって帰るだけだった。

そうやって不安な日々を過ごしていき、寝られなくなり、最終的に鬱になってしまった。

そして、マインドフルネス瞑想と出会った

今はうつの症状はほぼ治ったし、ジムもオープンしているので体を動かしてストレスを解消できる。

そして何より、マインドフルネスと出会って
不安になったときも、「瞑想」をして呼吸に意識を向けることで不安な気持ちと距離を取れるようになった。

「あ、不安だよね。そうだよね。今は不安に思った」みたいに。

それでもやっぱり人とのコミュニケーションが好きなんだと思う

在宅勤務にある程度の覚悟は出来てきたし、もうそうするしかこの時代どうしようもないと思って割り切っている。

それに、通勤時間がないことで生まれる時間で本読んだり、体動かすことが出来るし。

そう、良い面に目を向ければ、多分前向きになれる気がする。きっと。


それでもやっぱり、チームで働くことが好きだし、またオフィスでみんなと楽しく働くことを心待ちにしている。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?