読書の日記:2024年3月9日~3月12日
月に1度の帰省はJRで。汽車、と習慣で呼んでしまう電車に乗って2時間ちょっとの旅路。
塩田清二さんと竹ノ谷文子さんの『「植物の香り」のサイエンスーなぜ心と体が整うのか』を80ページまで1時間、通路に立ったまま読む。
10年前に刊行されている塩田さんの前作『<香り>はなぜ脳に効くのか』を古本屋さんで見つけて手に入れたのが2年前で、今日、たまたま新刊書店で出会った。嬉しい。
今年は、作物だけじゃなく、ハーブ類も意識的に育ててみたいと考えていたので、良い教材になっています。ラベンダーとミントはまず種を蒔いてみるべきだな、と。ほかに考えていたのは、パクチーとローズマリー。
ルシャッド・フィールドさんの『ラスト・バリア スーフィーの教え』を、乗り換えてゆっくり座れた1時間で60ページほど読み進める。
スーフィーといえば、イスラーム神秘主義とか訳されるのだけど、実際は「イスラーム修行道」のようなものらしい。というのも、『ラスト・バリア』に先駆けて、イスラーム学者・中田考さんの直弟子さんでトルコのマルマラ大学院助教の山本直輝さんの『スーフィズムとは何か イスラーム神秘主義の修行道』を買い込んでいたのと、その後に刊行された内田樹さん、中田考さん、山本直輝さんの鼎談本『一神教と帝国』をとても楽しく読んでいたので、「スーフィー」の単語が頭に残っていた。
言葉の定義は朧気なぐらいでちょうどいい。ルシャッド・フィールドさんの『ラスト・バリア』は、久しぶりに小説を読んでいる感じが心地よい。まだ読み始めて5分の1ほどだけど、これは読み終わるのが惜しいなぁ。
自宅に帰って11日の夜に手に取ったのは、茂木健一さんと加藤徹さんの『東洋脳×西洋脳 多極化する世界で生きるヒント』。
これは、上述の『一神教と帝国』の中で、山本直輝さんが「これからは漢文力が必要」と言及していたことに共感があったので、パラパラ読んでて56ページ。私得意の対談本なので、さくさく読めてしまうね、これも。
そして、今朝の出勤時に本屋で買い求めたのは、森永卓郎さんの『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』。まえがき部分を読んだだけ。今夜、じっくり読みたい。