読書と日記:8月12日~8月20日:ELECTRO と仏教への旅と岩井くんのエッセイと。
8月12日(月)小室哲哉さんのオーケストラ・コンサート『ELECTRO』を聴きに行く。ゲストボーカルは宇都宮隆さんなの。
クラシック音楽を聞く習慣はないのだけど、生楽器の響きは大好きで、しかも小室哲哉さん主宰となれば、聞きに行かない理由がない。
ほぼ無計画にチケットをチェックし、13,000円のチケット代に一瞬戦いたけれど、ここで退いてはFanksの名が廃るとばかりに、清水の舞台から飛び降りた。
で、当日。移動と開場の待ち時間は、読書に費やす。
堀田善衛さん『インドで考えたこと』30ページ読み進める
角田光代・山本淳子『いま読む源氏物語』読み始めて20ページ
『校閲記者も迷う日本語表現』15ページぐらい
併読というよりは、つまみ食い的読書。結局は気もそぞろで集中して読んでいられなかったことがバレバレですが、『ELECTRO 』はすごく愉しかったです。
8月13日(火)~15日(木)、『校閲記者も迷う日本語表現』を、ポツポツ読み進める。
目から鱗の日本語表現がある訳でもなかったので、ぽつらぽつら拾い読む。
ああ、確かに、「自分ごと」は違和感がありすぎて使わないし、「真逆」は話し言葉としては気にならないけれど、書き言葉としては「正反対」を使ってほしいと思ってしまうな。
8月17日(土)、古舘伊知郎さんと佐々木閑さんの『人生後半、そろそろ仏教にふれよう』を帰省の途上で読み進める(8/20読了)。
2か月ぶりにJRで実家へ帰省する。お盆休みの最終盤だったので、いつもよりは混んでいたけれど、それでもゆっくり座ることができた。
実家では妹に髪を切ってもらう&カラーしてもらうのが定番で、いつもは一月ごとに帰省しているんだけど、7月は祖母のお葬式があったりでバタバタしてしまい、機会を逃してショートカットの髪の裾がもったりとしてしまった。
仕事の早い妹は5分ちょっとでカットを終えると、テキパキとリタッチを進めていく。わたしはこの妹に髪を任せて25年以上になるので、もう、他の人に任せることはできない。
最後に美容室に行ったのは4年前で、それは妹が臨月で都合が悪かったためで、これも社会勉強かと腹をくくって行った美容室で、カットとカラーで3時間も拘束された。マジだ。
その美容室のオーナーの男性は業界裏話やお店を続ける苦労を聞かせてくれて間を繋いでいたけれど、3時間は長いだろ。
料金は9000円で、まぁそんなもんかなとは思ったけれど、はい、もう懲りました。
あと、結局のところ、妹よりもカットが巧い人がそもそもいないので、9000円払っても満足はできず、中途半端な髪型で1ヶ月を過ごす羽目になったのは忘れられない思い出です。
我執を捨てよと説く仏教に触れながらも、こだわりは捨てられないもんだなぁ…。
8月20日(火)、池田清彦さんと和田秀樹さんの『オスの本懐』を読み始める。
5月から無職になり、失業手当を受け取っている日々の中で、今日は認定日。街の中央にあるハローワークへは片道1時間ほど、バスと地下鉄と路面電車を乗り継いで行く。
途上の書店で本を買い込む。街中の書店は品揃えが充実しているし、新刊もきっちり並んでいるので目移りしてしまう。
ハライチの岩井くんのエッセイは、兼ねてから読みたいと想っていたけれど新刊書店では見つからず、BOOKOFFで発見するに到り、3冊目の新刊発売を「正価で買う機会」として待っていた。わたしの払ったお金の何%かは岩井くんにちゃんと届くと思うと安堵する。
(BOOKOFFは大好きだし、安く手に入るのは有難いんだけど、好きな著作者の本をBOOKOFFで買うのには疚しさを感じずにはいられない)
『オスの本懐』を読むと、やっぱり気力が衰えている男性は、男性ホルモンのテストステロンを射った方がいいかもしれないよと助言したくなる。
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