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一般人が本気でアボカド栽培に挑戦してみた18[植物の栽培と動物の飼育]
最近、本業でパワーポイントのスライドや、論文・レポートの作成に忙しいパカルです。
え?私の本業ですか?
動物飼育員です!多分…
デスクワークの増加に伴い更新頻度も落ち、ビュー数もジェットコースター並みに急落していますが、アボカド栽培で毎回ウケるようなネタがあるわけでもないので、仕方ないかなぁと…
そんなわけで、今回のお話もちょっと短めです。
今日は、ホームセンターに園芸用土を物色しに行きました。
赤玉土に鹿沼土、ピートモス、それからバーミキュライト…
植物の栽培によく使われる、日頃お世話になっている土が勢ぞろい。
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こうした用土は、当然使う前に性質を勉強します。
例えば、赤玉土や鹿沼土は保水効果がありつつ水捌けもいい、バーミキュライトは軽くて保水性と通気性がありほぼ無菌、といった具合に。
ですが、今回園芸用土を見に行ったのは、アボカドのためではありません。
実は、こうした園芸用土は私が今担当している動物にもよく使われていて、こちらでもその性質を活かした使い方をします。
例えば…
赤玉土や鹿沼土:粒状で保水力があり安価→湿度が必要な動物の床材に使用
バーミキュライト:軽くて保水性・通気性がありほぼ無菌→爬虫類の産卵床や人工孵卵に使用
といった感じです。
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※写真は私の職場ではありません
私が今の動物たちの担当になった頃は、彼らに関する知識は一切無く、マトモな引き継ぎもほとんど無く、途方に暮れていました。
ですが、人からのアドバイスや文献の情報で「〇〇の床材には赤玉土と川砂のブレンドが良い」とか「〇〇にはバーミキュライトを使え」とか言われた際に、それがどのような見た目でどのような性質なのかを把握していたので、どういったコンセプトでアドバイスしているのかをすぐに理解できました。
こうしてみると、植物の栽培と動物の飼育って、結構繋がっているんだなぁと思います。
特に、バーミキュライトが植物の発芽にも、動物の孵卵にも使われているところなんかは共通点を感じますね。
仕事にしろ趣味にしろ、全てのことは繋がっている。
やっていてムダな経験なんて存在しない。
それを、日々実感しています。
…というわけで、今回は全くアボカドのお話をしませんでしたが、また次回、越冬や水耕栽培の結果発表でもしようかなと思います。
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どうなる!?