【絵本】『ようちえんのいちにち』『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』
もうすぐ入園・入学式🌸
小さいお子さんの場合、きっと親御さんの方がドキドキされているのでは?
今回は、入園式を控えた今の時期にぴったりの絵本『ようちえんのいちにち』と『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』をご紹介します。
あらすじ
『ようちえんのいちにち』
『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』
感想
はじめてこの2冊の絵本を手に取ったのは、息子が入園したばかりの2年前でした。
プレ幼稚園では、先生やお友達に積極的に話しかけ楽しく遊んでいた息子。
息子よりも親である私の方がドキドキしながら入園式を迎えました。
ところが…
人見知りしない息子が一転。
ママと離れ、先生と子ども達だけで入園式のためにホールに向かう途中、ずっと泣いていたのです。
ホールの椅子に座っている私を見つけると、手を伸ばしながら
「ママー!ママー来てー!」
と大号泣。
式の序盤ずっと泣いていました。
今でもそのときの動画を見ると、胸がぎゅっとなります。
入園後しばらく「幼稚園行きたくない」「ママから離れたくない」が続いた息子。
幼稚園の楽しさを一緒に見つけたいという思いで、この2冊の絵本を借りました。
『ようちえんのいちにち』では、年中さんを通して、幼稚園での一日の過ごし方が、
『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』では、年少さんが幼稚園の一年間を過ごす様子が描かれています。
当時の息子には特に『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』の内容がぴったりでした。
春の「えんめぐり」のページに描かれた園庭を見ながら「○○くんの園にもすべり台あったかな?」とか、
夏の「プール」のページを開いて「夏になったら水遊びができるよ!楽しみだね」などと声をかけると、息子は楽しそうにしてくれました。
2年前の私達は、これから過ごす幼稚園に不安と期待を感じながら、この絵本を読んだのです。
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それから幼稚園で、先生やお友達と過ごし、たくさんの行事を積み重ね、あっという間に2年の月日が流れました。
久しぶりにこの絵本を手に取り、
「あ、この前発表会したなー」とか
「うちにも節分の鬼きたわ」とか
息子は、いくつもの行事を懐かしみながら読んでいます。
ママから離れて、人目も憚らず大泣きする息子は、もうカメラの中にしかいません。
今私の隣にいるのは、一回りも二回りも成長し、たくましくなった年長さん。
少し淋しさを感じつつ、園での最後の一年を、大切に過ごしたいと思います。
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絵本の感想というより、入園時の思い出話になってしまいました💦
これから入園を迎えるお子さんにはもちろん、在園児、卒園児も楽しめる2冊です。
また、新1年生には、同じ作者による『いちねんせい』シリーズがおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
書誌情報
『ようちえんのいちにち』
作:おかしゅうぞう
絵:ふじたひおこ
出版社:佼成出版社
発行年:2005年
『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』
作:おかしゅうぞう
絵:ふじたひおこ
出版社:佼成出版社
発行年:2010年