【絵本】『だいじ だいじ どーこだ?』~子どもを守る性教育と防犯~
前回に続き、性教育の話。
絵本『だいじ だいじ どーこだ?』
性教育の導入として、こちらの絵本を読みました。
先日ご紹介した『おうち性教育はじめます』を読んで、子どもが幼児期のうちに伝えたいと思った「プライベートパーツ」と「NO・GO・TELL」。
『だいじ だいじ どーこだ?』では、この2つがわかりやすく書かれています。
いつもの絵本と同じような感覚で読むことができ、可愛いイラストでやさしく教えてくれるこちらの絵本は、性教育の導入にぴったりだと思いました。
巻末には大人に向けてのお話があったり、相談窓口の一覧が記載されていたりと、親子で一緒に学べる絵本です。
防犯のための「いかのおすし」って?
話が少し逸れますが、
「いかのおすし」をご存じですか?
子どもを犯罪から守るための、語呂合わせによる防犯標語です。
「いかのおすし」では、知らない人や不審者に遭遇したときの対処法として、次の5つを挙げています。
息子が通う幼稚園では、年に2~3回ほど不審者訓練があり、息子もこの標語を習いました。
幼児期のうちから園でこういった訓練をしてもらえるのはありがたいです。
(ちなみに園では、避難訓練を年2~3回、交通安全訓練を毎月してくれています)
ただ、『だいじ だいじ どーこだ?』の巻末にも書かれていたように、子どもへの性犯罪は身近に存在しています。
子どもは、知らない人に対しては警戒しても、身近な人からの性暴力には声を挙げられなかったり、それが犯罪だと認識できなったりするかもしれません。
低年齢児に対して、学校や園で一律に性教育を扱うのは難しいかもしれませんが、どの子にもプライベートパーツや「NO・GO・TELL」は知っておいてほしいなと思いました。
子どもの「一人で外出問題」
我が子は現在5歳(年中)。
今は必ず親と一緒に外出していますが、小学生になると子どもだけで登下校をするし、いつまでも親と行動するわけにはいきません。
私が小さい頃は、幼児期から近所の公園で子どもだけで遊んでいたし、小学生になると、友達の家や集合場所、習い事の場所まで一人で行っていました。
ですが、自分の子にそれをさせるのは怖いんですよね…。
子どもの安全がいちばん。
でも、ずっと親が付きっきりだと、子どもの世界を邪魔してしまうし、一人で何もできない子になってしまう。
子どもの「一人で外出問題」…難しいです。
小学生になると、いずれは一人や子ども達だけで外出するようになるし、行動範囲も広くなる。
そんなときに、交通事故や犯罪、災害から身を守れるように。
家庭でも交通安全、防犯、防災について親子で学んでいきたいです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今は『これからの男の子たちへ』という本と『ピンクはおとこのこのいろ』という絵本を読んでいます。
いつか多様性についても、自分の考えを書けるといいなと思います。
書誌情報
『だいじ だいじ どーこだ?』
作:遠見才希子
絵:川原瑞丸
出版社:大泉書店
発行年:2021年