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読んだ本の感想「婚活マエストロ」
40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所……どう考えても怪しい。
手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の女性・鏡原奈緒子。場違いなほどの美女だが、彼女は「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」と宣言する。そして生真面目にマイクを握った――そう、彼女は婚活業界では名を知らぬ者はいない〈婚活マエストロ〉だった。
「成瀬は天下を取りにいく」
「成瀬は信じた道をいく」
の作者
宮島未奈さん最新作
成瀬をワクワクして読んだので、今回もワクワクして読みました
宮島さんは魅力的なキャラクターを生み出す天才なのだと思いました
本作に出てくるどのキャラクターも頭の中ですぐに顔がでてくるほど魅力的でした
中でもやはり主人公
〈婚活マエストロ〉
「鏡原奈緒子」
はかなり魅力的なキャラクター
本から声まで聞こえてきそうな感じでした
鏡原さんは人の匂いでどの人とどの人がマッチするかを嗅ぎ取れる
僕も初めて会った人なのに昔から知っていたような感覚に陥る時がある
言葉にするのは難しいが
「同じにおいがする」
にしている
鼻で嗅ぎ分けるものではなく、その人から発している雰囲気のようなオーラのようなものを体全体で感じ取る感覚
波長が合うといってもいいのかもしれない
実際その後話してみると同じものが好きだったり、同じことに違和感を感じていたり、言葉に出来ない感覚が近かったり…
同じにおいの人に出会うたびに直感って大事だなって思います
僕が思う生涯最高のラブソングでも
消えたフリした炎でも
火種は小さく残ってた
君みたいな良い匂いの人に
生まれてはじめて出会って
と匂いで惹かれ合う模様が書かれている
凄くよく分かる☺️
ぜひ映像化する時の主題歌は
スピッツの「恋する凡人」にしてもらいたいと思いました笑
ぜひこちらも興味あれば聞いてみて下さい
あの草野マサムネさんが
「これ以上は歌詞にできない」
って言って締め括ってる歌です
成瀬シリーズ同様心をワクワクしながら読む事ができると思います!
興味ある方は是非読んでみてください!