『ゼミ募集P』を振り返る
こんにちは!あいでんです。
恐らく本日がゼミ合宿での話を振り返る最終回になりそうです。
今回の内容は『ゼミ募集』についてです。
それでは、、、いってみよっ!
ゼミ募集について
私の大学は毎年5月~6月にかけてどのゼミナールを受講するのか決める。(受講は強制ではない)
その期間において、学生(次年度二回生)への対応は基本的には教授ではなくゼミの学生(次年度三回生)が対応するように自ゼミではなっている。
それを自ゼミでは『ゼミ募集プロジェクト』と呼んでいる。
実際には採用基準を決め、当日の対応マニュアルを考え、中心となるメンバー6人でふるいにかける。
最終的には教授による審判の結果、ゼミの一員として一緒に活動していくことになる。
現在は来年度に向けた準備を現二回生が行っている最中であり、現三回生はそのために必要な考え方というか、ゼミとして共有しておかなければいけない文化をオブザーバー的ポジションから伝えているところだ。
今回は今までやってこなかった『ゼミ募集プロジェクト』の振り返りをしながら後輩たちに何をどのように伝えたらいいのかというのを自分なりに整理しておきたい。
『ゼミ募集プロジェクト』の振り返り①
まず、自分たちの振り返りから行っていく。
教授から求められる条件は次の2つだけだ。
「素直、実直、嘘をつかない」人であること
自分たちよりも”優秀”な人を取ること
私たち中心メンバー6人は自分たちなりにこの言葉の解釈を行った。
特に「なにをもって優秀とするのか」ということについては深く話し合いを行った。
その結果、「すぐに行動に移せる行動力、成長することに対して貪欲な人」を自分たちよりも優秀な人であると定義づけた。
さらに話し合いを深めていく中でもう1つの条件を付けくわえた。
自分の”哲学”を持っている人
この「哲学」とは、”自分の中に価値基準を持っており、あらゆるモノゴトに対して自分の考え方で解釈ができ、判断ができる人”と定義した。
平たく言えば、自分のブレない軸があるかということだ。(最近こればっかやな笑)
他にも「ゼミに入ることやゼミでの活動がゴール(目的)になっていないこと」、「自分と向き合うことから逃げていないか」ということを必要なベースとして共有した。
これは採用基準はもちろん、ゼミのスローガンでもある『自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ』ということにもつながっている。
では、当日来てくれた人たちに対してはどのように対応するのか。
実際にはマニュアルによって事細かく決めていたのであるが、諸事情により今回は省略し、代表的なものを1つだけ挙げる。
それは『なぜ?』と問うことだ。
基本的にはコチラから喋ることはない。受け身の姿勢だ。
状況に合わせてこちらから「なぜ?」と問いかけ話を深掘りしたり、言語化のお手伝いをする。
その中で一緒にゼミ活動を行っていきたい人を探し、相手の想いとマッチすればめでたくゼミの仲間入りという感じだ。
だから基本的に「うちにおいで」という勧誘はせず、囲い込みのような行為も行わない。
『なんでも相談室』というスタンスらしい。
自ゼミに興味がなくても話を聞いてほしいと言われれば話を聞く。そんなスタンスだ。
『ゼミ募集プロジェクト』の振り返り②
さて、長々と書いてしまったのでここから振り返りを行う。
なんだかんだ優秀な学生が集まってくれたもののその過程は問題点が多い。
その問題の本質的なところは”学生(現二回生)としっかり向き合っていなかった”ということだと思う。
どういうことかを説明すると、採用基準や対応マニュアルに頭がこり固まりすぎてハードルの高い私たちの理想像を押し付けてしまっていました。
それが顕著に出てしまったのが「なぜ?」と問いかける対応に出ています。
私たちは「なぜ、このゼミがいいの?」と全員に問います。
この意義は当の本人が自分自身と向き合うことにあります。
これはゼミの文化でもあり風土です。それを伝えるための手段ともいえるでしょう。
採用基準に則って表現すれば、自分なりの哲学を認知し言語化してもらうためです。
しかし、こちらからの問いかけに答えることが重要になっていました。
私たちが求めている答えを持ってこなければいけないという謂わば今の就活と同じ状況です。
さらに「なぜ、このゼミがいいのか?」ということは、突き詰めていけば決め手はエモーショナルな部分やインスピレーションであることがほとんどです。
自分が言語化できないものを相手に求めていたのですから、横暴な行為だと思います。
これ以外にも”学生(現二回生)としっかり向き合っていなかった”ことによって起こった問題は多くあります。
挙げだせばキリがないのでこれ以上は割愛しますが、人を採用するということの難しさを痛感しました。
後輩たちに何を伝えるか
『ゼミ募集プロジェクト』を学生たちでやることの意味は"自分自身を振り返ることだ"と以前聞いたことがあります。
これが本当に大事だなと今では思います。
それはこれから接していく学生のためにも、ターニングポイントにもなる三回生という1年間をどう過ごすべきかを考え直すためにも。
では、後輩たちに何を伝えようかと考えたときに「あーしたほうがいい、あれには気をつけたほうがいい」というのはあんまり意味がないと思ってます。
それ自体はもっと知性ある先生が担ってくれている。
マネジメントコントロールの本を課題図書として読んでいるようだが、それを活用しろなんてことは実は思ってない。
怒られるかもしれないし、失礼かもしれないけど多分無理だと思う。
今でこそ、マネジメントコントロール視点で自分らのゼミ募集が悪かったのかが分かるし、そのための対策もわかるようになった。
しかし1年間かけてやっと理解し、誰かに伝えることができるレベルになったのに、こんな短期間で追いつき追い抜かれたら怖いし、立つ瀬が無い(笑)。
私の理解力の低さというのももちろんあるけども。
ただし、理解が早ければ創Pのみに限らずいろんな場面で役立つ知識でることは間違いないし、あの本を読むこと自体はオススメする。
おそらく一度読んでおくだけでも、この『ゼミ募集プロジェクト』を通して深い学びにつながると思う。
では、最後に後輩たちに何を伝えようか。
私から伝えたいことは多くあるし、私のことだから喋り出すと長くなるから短くまとめたい。(すでに十分長いが)
やるべきことは
『自分たちの採用基準』を決めること。
相手と向き合って相手を受け入れてあげること。
アドバイスとしては、
先生や先輩から色んなことを言われ、要求されると思うけど思考を停止せず、色んなことと向き合うことから逃げないこと。
ただ難しく考える必要はないので、自分たちらしい『ゼミ募集プロジェクト』をやること。
おそらく軌道修正をするために私たちは駆り出されているのだろうから、私たちはそれを頑張る。
あと私たちが1番しないといけないのはゼミの文化や風土を今の後輩たちに刷り込むという環境コントロールなのだろう。
これ以上は長くなるのでそれはまた別の機会に(笑)
今回はこのあたりで終わりにします。
明日から諸事情により毎日更新を数日間お休みさせていただきます。(知らんわ!というツッコミはなしで)
それでは、また次回!