前回の投稿から、もう3ヶ月以上経過していた。コロナ自粛を機に「物書き」を始めたものの、一度手が離れてしまうとなかなか公開ボタンを押せず、下書き保存に投稿していた。日々の鬱憤や自分を責める気持ちを勢いで書き記した形跡が残るも、それすら今になっては何のことか理解できない。 3ヶ月とはそういうことだ。noteが頭の片隅から消え、また戻ってきた。 当たり前の通勤、通学。当たり前の平日と休日。そんな世界観を取り戻しつつある。非現実的な過去から確からしい現在へ。 ただ自分は何を
個人的にとんでもないニュースが朝に飛び込んできた。 映画『ダークナイト』IMAX&4D版が上映、ノーラン監督が描くバットマン3部作“最高傑作”再び バットマンシリーズ最高傑作といえる「ダークナイト」が映画館のスクリーンで鑑賞できる。人智を超えた"ジョーカー"を体内に取り込み、撮影後亡くなってしまったヒース・レジャー。よたよたした歩き方にさえ狂気を感じ、振り返ったときにあの顔があると失神してしまうだろう。 彼以上にジョーカーに近づけた者はいない。これからも彼以上の存在は現
2日前の金曜、大学最寄り駅を降りると目の前の光景は奇妙に映った。 あれだけ閑散としていたショッピングセンターへ長蛇の列が。自粛期間のため開店時間は11時、まだ1時間以上ある。 皆マスクをつけて前との距離を詰めて列を作る。列の先頭と最後尾は定かでないほど通りを折り返してもあふれかえるほどの人並び。 きっと何かの新商品発売日に違いない。でもこんな時期に売れるものと言ったらなんだ?答えの出ないままtwitterを開いた。 「ユニクロ大感謝祭 創業...」 いや、創業祭は2
The coronavirus death toll in the U.S. has officially surpassed that of WWI 日本では感染者数が減衰し、コロナ前までの活気は戻っていないものの帰宅している小学生や、居酒屋でアルコールを浴びるサラリーマンを見かけるようになってきた。 繁華街ではクラスターが発生したとニュースで騒ぎ立てるが、そんなことは想定内でそのクラスターが二次感染拡大にならないようにと願うしかない。 しかし、海を越えたアメリカの方
「勇ましい者はいつでも滑稽だ」(小林秀雄) 考えるだけでは何も変わらない。いつまでも変わる確率0%のまま。しかし、一歩踏み出して挑戦したら0%ではなくなる。どれくらい加算されるかはやってみた後でないと感じ取れない。 0%から有効な値を積み重ねるために、どんどん試してみるしかない。苦手なこと、やりたくないことから目を背けて怠惰な生活を続けてはいけない。 人からの評価を受け取りながら、自分の成長につなげる。 自分だってできる。絶対に妥協しない。自分が好きなことをつき進めるた
これから携わる研究を先輩から教わる中で、絶望的に非効率的な作業がある。 「端子付け」 合成した有機結晶が電気をどれくらい通すのかを評価するために、結晶と電極をつないで基盤を作成する。 豆電球の大きさなら導線を手で持って、乾電池や電流計を組み合わせて回路を形成できる。ただ有機結晶は0.1mm程度の大きさ。顕微鏡を覗きながら先端を尖らせたピンセットで壊さないようにつまみ上げる。結晶に取り付ける導線は、15µmの金線。それまたピンセットで取り扱い、炭素ベースの接着剤でくっつける
研究室は週に3度だけ。なるべく密集しないように、googleカレンダーでお互いの滞在時間を管理する。 他の研究室も一気に復帰するようなことはない。昼食時の食堂は閑散としている。人の往来は少なく、その影響で最寄り駅とキャンパスをつなぐシャトルバスは止まっている。 バスで10分ほどかける距離を歩いて30分。余裕をもって家を出て、駅から歩いていく。理系研究科が集結した郊外にあるキャンパスへ。駅前のショッピングセンターの裏に回ると、高層建築物は消え去り、木々が生い茂る。 木々の
5月下旬頃から新しいラジオ番組を聞き出した。過去一週間分まで遡って録音されたラジオ番組を聞くことのできる"radiko"のおかげで、深夜や早朝の番組をすっきり目が覚めた後で再生できる。 そんなradikoを使って、土曜の朝6:00に放送される「木梨の会」を聞くようになった。とんねるずの木梨憲武さんがパーソナリティーを務める。自らを「おじいちゃん赤ちゃん」と呼ぶほど、コロナ騒ぎで食べること、寝ることの繰り返し。 しかし、絵を描いたり、曲を作ったり、段ボールを切り抜いたり、メ
2か月ぶりに研究室へ顔を出しに行った。小学生のように、見ない間に身長や体重が増えるわけでもない。ブランク期間などなかったようにすんなり溶け込んだ。 ただ研究室にきた新入生であるのは変わりない。席についてすぐに予備実験のために呼び出された。これが悪夢の始まりだった。 顕微鏡を覗き、結晶に金電極を取り付ける。結晶と金電極をくっつける接着剤を適切な粘度に調整してやらないと一向にくっついてくれない。ただひたすらにこねて覗いてこねて覗いての繰り返し。あっという間に夜7時。 小さい
やりたいことがあるのに手につかない。やらなきゃいけないのに手は動かない。無意識的に日常復帰への恐怖心を感じているのかもしれない。 明日、研究室に顔を出す。まだ研究したりはしないが、直接よりもオンラインで会う回数の方が多い人々とどんなことを話すのか。さらに研究テーマ決めもしないといけない。これから2年以上はかかわるテーマだから妥協はしたくない。 土日で計画を立てつつ、気分をリフレッシュしたい。夜中に散歩でもしてみようか。
朝10:30から夕方17:00まで授業の日。パソコンを奥に、計算用紙を手前に置いて、腕と机のいやな密着を手で拭いながら耳で授業を受ける。 扇風機の季節はさすがに7月からか。窓を全開にして、風も虫も部屋を通り抜ける。 本当の4月、そんな日々がこれから繰り広げられる。人間界にどんな事情はあれども、天候界はありのまま。それがなんとも清々しい。
3月の卒業発表からだから、かれこれ3ヶ月ほど散髪しなかった。「耳にかからない程度で、上はすいてください」がいつも口上。たいてい暇な時間にふらっと髪切るものだから、予約しないといけない美容院は行かない。多少待つことはあっても駅前にある1500円ぐらいの理髪店がベストだ。 そんな自分でも、かっこよく見られたい欲ってものはある。3ヶ月も伸ばしに伸ばした前髪や襟足で電車通学するのは憚られる。しかも、今は平日の日中に時間を作ることは容易なので、初めて美容院を予約した。 そして
やりたいこと、やるべきこと。一日で出来上がることは多くない。まして資格の勉強やポートフォリオの作成、研究発表資料とその英語でのプレゼン。 一日でできない、遠い先に目指したい目標があるからこそ頑張れる。だからこそ成し遂げた先でだれとも比較できない自分に出会える。 昔は負けず嫌いだった。かけっこ、100マス計算、ソフトボール遠投、そしてテスト。絶対に誰にも負けたくない一番になりたい! しかし、高校に入ってから変わった。同じ授業を受けているのにみるみる点差が広がる。部
「融合」という言葉に胸が躍る。 魔法カード「融合」がその出会い。素材モンスターを手札に集め、このカードを出して切り札を出す。ほぼロマン枠。これを使う前に負ける方が多い。 水と油の「融合」。振って振ってサラダの上に振りかける。他のドレッシングと違って油分の味がしっかりする。その分カロリーも高め(72kcal/15gのサラダ)。 (一般的なドレッシングのカロリー一覧
自宅にはテレビが一台ある。妹の部屋に置き、食事するときに電源をつける。一人だったら見るけど、妹と一緒は見ないジャンルの番組は2~3ヶ月分未視聴の録画一覧に溜まっていくばかり。 非常事態宣言が解除されて1週間経過した。そろそろ美容院ぐらい行きたいということで妹は久しぶりの外出をした。 いつもだったら課題や資料作成に追われている土曜だが、今週はちょうどタスクがない。そうだ、溜まった録画を消費しよう。 選んだのは「乃木坂工事中」、新4期生の紹介する回から直近のZOOM
何か月分かの疲れがどっと来た。18時に2つのゼミが終わってからあっという間に明日まで30分。 土曜日の朝を大事にする。日曜、月曜日スタートで週を始めることしかしたことなかったが、土曜日の大事さを説いた誰かの文章を見た。ないがしろにされがちな土曜日。そんな土曜日をスタートに添え、明日から新しい週を迎えよう。